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#39 相手の視点に立つって難しい!

今週、昔からの知り合いで、卓球をしている大学生(Tくん)の学生最後の大会があったので観に行ってきました!

Tくんは、僕の同級生の弟なのですが、
3年ほど前に「試合のためのメンタル面の相談に乗ってほしい」とお願いされ、
それからTくんが悩んだり、行き詰まったときに連絡をもらってオンラインで対話するという関わりを続けてきました。

今回、久しぶりに連絡がきたのですが、今回の悩みが
「自分の中で、試合での理想の自分がいるのですが、一度その理想の自分と離れてしまうとどうしていいか分からなる」
というものでした。

相談を受け、対話をする中で、Tくんが持っている理想の自分というのが
「点を取れている状態、勝っている状態」という Having を中心としたものであったり
「自分の得意なプレーができている状態」という Doing を中心としたもの
ではないか?
ということに僕は気づきました。

しかし、今回のような対人スポーツの場合だと特に、対戦相手やコートの状況などによって
点がなかなか取れなかったり、自分の思うようなプレーができなかったりと
周りに左右されやすいと思います。

だから僕は、理想の自分の状態を「堂々とプレーする」とか「毎回新しい一球だと思って臨む」とか、なるべく自分でコントロールできるあり方(Being)に設定すればいいんじゃないか?
と思い提案してみました。

すると、Tくんの中では何かヒントになったようで、
自分なりに良いときの状態は明確にイメージがあるので、それを理想に置いてプレーしてみます!」と答えてくれました。

そして数日後…
Tくんの試合を直接観に行ってきました!
実はこれまで、ライブ配信で観たことはあったのですが、なかなか直接観に行けず、今回が初の生観戦です。

結果は、フルセットからのデュース(※)の末、惜しくも敗退。悔しい…!
※10-10から2点差がつくまで試合が続くこと

手に汗握る接戦で、ずっと心臓がバクバクしていました。

初めて生で観ての僕の感想は、、、
「これは点を取られるたびに左右されるわ!!!」
でした。苦笑

「自分でコントロールできる Being を理想に置いて…」とか言っていた僕が、
点を取られれば「あぁ…」と落ち込み、
Tくんがミスをすると「大丈夫か!?」と不安になり、
セットを落とせば「もう後がない?」と焦っていました。

もちろん、Tくんに僕がしたアドバイスは間違っていなかったと思うのですが、
”相手の視点に立つ” って、本当に難しいことなんだということを実感しました。

そして何より、自分を思いっきり表現している人は素敵だということを同時に教えてもらいました。本当にカッコよかった!!

動作学の学びを活かさせてもらったり、モヤモヤっとさせてもらったり、勇気をもらったり、たくさんの学びをいただきました。ありがとうTくん!
Tくんの挑戦は社会人でも続くので、引き続きサポートしていきます!

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