2022/12/14 生きるための作業を行うにあたって

「生きるための作業」の定義



生きるための作業と聞くと、学問だとか、将来の備えだとか、高尚なイメージが湧くかもしれない。しかし、この場合の生きるための作業とはそのことではないのだ。
食べて、眠る。起きる。洗濯した服を着るといった人間の身体を健康に保つための日常業務や、仕事に行き、職場で効率よく仕事をこなすといったことも含まれる。
また、精神を保つためにただぼーっと寝たり、読書をしたり、今の僕のように思考を文章化して備忘録とすべく書き留めておくことなども生きるための作業となりえると思う。

それで何を覚えておきたいのかというと…

今日まで工場のラインで集中力を補うためにやっていたことを、日常生活でも応用できるのではないかということだ。
これは個人的メモであって、他人には効かないかもしれないが、
僕はよく日常生活を行うにあたって、一つの作業が自分ひとりのためのものであると、本来関わらなくていいはずの他人からの強迫観念…実際に言い換えると「こんなことしてる場合じゃないのに…」「なんてつまらない時間なんだ」というような要らない思考が混じってくるのだ。思うだけならいいのだが、その思考が邪魔して、本来自分が人間として生きるのに必要な作業でさえも過度の緊張で気力を急速に失い、うなだれてしまう。
僕はこの思考のことを「嫌な自分」と言い換えている。

「嫌な自分」を抑えることは難しい。

これに限る。だからこいつがでてきても、言いたい放題に言われないように、目の前のどうしてもしなきゃいけない作業を、「これは…生きるための作業なんだよ…黙っててくれ…!」とでもいうように魔除けのように暗示させ、工場のラインでの短期的ゴール(まずはここまでやる)と最終的ゴール(ひとまず今の時間はここまでやればOK)をそれぞれ設定し、同じように行う。「嫌な自分」といずれ向き合わなければならないが、作業をしている“今”ではないと。ひとまず“一旦忘れて作業をゴールまで終わらせよう”と踏ん切りをつけるのだ。

終わらせられないという結果よりも、やっつけでも終わらせられたという成功体験を持つことのほうが大事なのだから。と。だってその方が、後で気力を失ったあげくに作業を終わらせられずに嘆くしかないよりもずっと心が軽くなるはずなのだからと、そう信じている。この備忘録の書き留め作業も、ひとまずは終わらせられた。18分ほど時間を使ったと記録しておく。



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