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地域通貨は救世主になり得るのか

昨日、愛媛県新居浜市に大西つねきさんが来訪されていたので行ってきました。
大西つねきさんと言えば

この本を書いた人です。
日本を変え、世界を変えようとする人です。
日本は世界一の対外純資産保有国なのでサービスを国民に配れ!という人。
根拠がはっきり語るでリフレ派とは違います。
そして国境や境がある限り黒字&赤字の概念が消えないという人。
(統一政府論者ではないとは思います笑)

昨日はとある映画の上映会に来られていました。

昨日は第1部で「ロマンティック金銭感覚」の上映
第2部で「講演・座談会」でした。

私は時間の都合で映画は見えていません。
2部からの参加です。

講演は大西つねきさん、この映画の監督さん、ポスターの女優さん。
私は映画見てない、ストーリーも知らない。
その私がどんな内容か推測しました。

ロマンティック金銭感覚のストーリー(推測)

  • 実在する地域通貨(E UMO)を使っている人たちのお話

  • E UMOは円の裏付けあり、有効期間3ヶ月

  • ミヒャエル・エンデのいう「時間泥棒」が出てくる。

  • 自然との共生が最高!?

「モモ」はミヒャエル・エンデの小説で、孤独な少女モモが時間泥棒と呼ばれる存在と対峙する。時間泥棒は人々の時間を奪い、荒廃をもたらすが、モモは人々に寄り添い、時間の大切さを教えることで対抗する。物語は友情や共感を通じて人間性を回復し、主題として時間と人間関係の深さを探求する。モモの力強いメッセージは、現代社会での孤独や時間の過ごし方に対する洞察を提供し、読者に心の充実と価値のあるつながりの重要性を考えさせる。

ChatGPT

すみません。
これくらいしかわからなかったです。

ただ、映画の製作費用は100万円
回収するには1万5000人に見てもらわないとダメ
今は300人くらい

ということで、制作されら方々は日本人の凝り固まった脳内を解きほぐすために頑張ってくれている方々です。

少しでも協力したいなと思いました。

なぜ大西つねきさんがこの上映会に呼ばれたのか

上記の本、「私が総理大臣であればこうする」という本の内容ですが
政府通貨を発行すればいい!

と書いてあります。(それもかなり具体的に)

ようするに「通貨」という共通点でしょうか。
そして本日の座談会では通貨は個人で発行すればいいとまで言っておりました。

通貨は裏付けが必要という固定概念を覆してくれるお言葉です。

地域通貨とは

地域通貨の歴史

日本の地域通貨の歴史は比較的新しく、1990年代後半から本格的に導入が始まりました。以下は、地域通貨の歴史の主な時点です:

1. **1990年代後半:** 地域通貨の導入が本格的に始まりました。地域通貨は、地域社会の振興や地域経済の活性化を目的として、自治体や地域組織が発行しました。代表的なものとして、「ふるさと小判」や「とらっと」などが挙げられます。

2. **2000年代初頭:** 地域通貨の導入が広がりを見せ、各地域で異なる名称やデザインの通貨が発行されました。これは、観光振興や地域資源の活用などを目的としていました。

3. **2010年代:** 地域通貨の導入が一層進み、地域コミュニティの結束を高める手段として注目を集めました。一部の地域では、地域通貨を導入することで観光客の誘致や地域特産品の振興が成功しています。

4. **法改正:** 2019年には、地域通貨の法的な位置づけが整備され、地域通貨発行が一層活性化されることとなりました。

地域通貨は、地域経済の活性化や地域社会の結束を促進する一環として、各地域で様々な試みが行われています。ただし、地域通貨は法的な通貨とは異なり、一般的な流通範囲は限られています。

ChatGPT

前述のミヒャエル・エンデの「エンデの遺言」が出た1990年頃から地域通貨ブームがあったようです。
しかし、運営が大変なこともあり結局廃れたようです。

そんな中で最近またちらほらと出てきているのだとか

宮崎県の地域通貨「サルク」

宮崎県の地域通貨(表面)
宮崎県の地域通貨(裏面)

今、書きながら裏面見ましたが
「お金」を根本から考えるプロジェクト通貨と書かれてますね。
使用期限は3年だそうです。
その後どうなるのでしょうか。

EUMO

昨日上映された映画に出てきた?通貨。
お金を価値を再定義するために作られたようです。

人々の幸せと繋がり、感謝を可視化することを目的とした通貨のようです。

https://currency.eumo.co.jp/

アズワンコミュニティ

こちらは農業等で稼いで、このコミュニティ内の生活費は原則無料というコミュニティらしいです。

農業等で「日本円」という外貨を獲得し、生活費に当てる。
稼ぐ力があれば生活費なしで生活できるという好例でしょうか。

PEACE COIN

先ほどの宮崎県の地域通貨が紙の紙幣タイプだったのに対してこちらはボロックチェーンを使った「暗号資産」になるのでしょうか。

・地域通貨として
・会社の給与とは別に社内通貨として
など様々な活用法があるようです。

日本円の裏付けのない地域通貨

昨日話を聞いた中で一番衝撃だったのは既に日本円の裏付けのない地域通貨があるとのこと。
詳しい話は聞いていないがコミュニティ内での独自通貨があるそうだ。
1990年代に流行ったが運用が大変で廃れたようですがそこに再チャレンジしているよう。
代表の方は「150〜200人」までと言っており、まさに文字通りコミュニティだなという感じ。
詳しくは聞いてないのでこのエコビレッジの話かなと。

座談会であった気付き

お金とはGift(ありがとう)

映画監督さんが私に1冊の本を渡してくれました。(返してますよw)
おそらくEUMOを作られた方の書かれた本。

座談会中にパラパラ〜っとめくった中であった言葉がこれ

お金はGift(ありがとう)
  ⇨お遍路「お接待」に通じるところがあるのでは?
・「定価」というものがあるから安い方がいい、デフレを生む

これは今日1番の発見でした。

暗号資産と地域通貨の違い

●暗号資産
デジタル通貨で実態がない。投機。
マイニング(採掘)で莫大な電気代を使って報酬をもらう。

●地域通貨
子供がお手伝いをしてお駄賃をもらう感覚。
お金をもっていない若者の「セーフティネット」になり得る。

神とは自分

これは大西つねきさんが言っておられました。
自分を苦しくするのも、楽にするのも自分だと。

なるほど。
言われてみて納得。着眼点を変えるとはこういうことか。

家族とコミュニティ

ただの枠組。
その決まっている枠組に無理矢理当て嵌めようとするから問題になる。

同じ意思を共有できるのであれば2人でもコミュニティ

なぜレコードは売れなくなったのか

1990年代からCDが登場し、レコードが売れなくなったらしい。
レコードの方が音質もいいのに…

結果、質より効率の社会の象徴なのかな?と思いました。
そして最近またレコードブームということは…

遊び心がない

子供に紙を渡すとメンコにして遊ぶ
けど大人は何もできない

今の子供は大変

子供が自己肯定感を育むには「顔がいい、運動できる、勉強できる」のどれかが必要。
そして学校だけでなくSNSでも競争がある。

コミュニティの最適人数

・12人 役割がない人がいない
・120人 12人の10倍
・30人 よく言われる人がぶつかりだす基準だとか

大西つねきさんと再会

座談会後、本日の私の最大の関心事
大西つねきさんへの質問タイム

このためにわざわざ新居浜まできたのだ(それも4千円払って!←資本主義の洗脳(笑)

経済成長は必要なのか

資本主義とは市場経済+限りない成長と拡大を目指すシステム

そこは周知の通り。
そんな中で大西つねきさんの本を読んで考えたこと。
経済成長しなくても「政府通貨」を発行すればいいのではないか?と考えたうえでのこの質問。(詳しくは本読んでください)

A . 必要

バブル前のプライマリーバランス黒字時代は政府通貨の話が出ないがなぜ?

大西つねき氏は

対外資産3兆ドルのサービスを国民に提供すればいい。
そうすれば国民は過度な労働から解放され、消費が増え、循環するという考え。

そしてその対外純資産を産んできたのはバブル前のプライマリーバランス黒字の頃の話

当時はそれでよかったのか?という意図で訊いた。
本にも持たないものが「持つ」という「目的」があったからよかったとはかいていたが。

A. そもそもプライマリーバランスで語ろうとする時点で間違い!と一刀両断w

資本主義を一言でいうと「金利?」

A.「所有」。所有の概念を無くさないとだめ。

以上です。

写真撮ってもらいました
本にサイン貰いました

私からは新宮茶を差し入れました。

紙幣改訂とセーフティネットとしての地域通貨

2024年度前半に日本の紙幣が改訂されるらしい。
私にはこれが何かのフラグにしか思えないわけだが。

そして基軸通貨米ドル
こちらも非常にやばいですね。

新紙幣に変えて、流通もままならない頃に米ドルがコケる
 ⇨連鎖して日本円もコケてハイパーインフレ
 ⇨海外からの輸入もままならず食料供給がおいつかない
という未来が見えてしまいます。

そんな中で地域通貨があれば、自給自足に近い世界であればなんとか生活が成り立つという光景が想像できました。

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