記憶の改竄？？上書き？？３５年前から好きだった

　泥棒猫です。

　私と彼は中学３年生の時のクラスメイトで、昨年偶然再会してこんな風に付き合うようになった。お互い、その数年前から人を介してお互いの消息は聞いていたけれど。

　私は消息を聞いた時、すぐにFacebookをチェック。彼の存在を確認はしていたけどまさか私のことを覚えているわけないだろうなと、友達申請はしなかった。

　そしたら、彼も全く同じで「俺なんかのこと覚えてるわけないから友達申請したかったけどできなかった。」って。

　それから数年（３年半ぐらいかな）。本当に偶然再会して、私からLINE聞いて、私から食事に誘った。最初は複数人で。

　彼は既婚者だから「なんで俺のこと誘ってくれるのかな？俺、騙されてる？」と思ってたらしい。失礼な（笑）。

　でも人見知りな私にしては珍しく、というかやはりクラスメイトという担保があって、だろうな。ものすごく急速に親密になり、2度目にあった時（これは二人きり）には、もう大好きだった。

　先日彼が、突然

「３５年前から好きだった」

　ってメッセージを送ってきた。

　それは多分違う。それ、彼も分かってる。でも、「今ではそうとしか思えない。再会してから好きになったというより、３５年前から好きだったから再会してこうなれた。二人とも、お互い３５年前から好きだった。」と。

　そして３５年前より今の方がもっともっと好きだけどね。とも。

　私もそうだよ。３５年前よりあなたはずっとずっと魅力的。

　記憶の改竄。

　記憶の上書き。

　

　生きてたら、こんなこともあるんだよ。

　って15歳の私に伝えることができたとしても、信じないだろうなぁ。