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映画『コーチ・カーター』を観た

同じ人種内のNワードすら許さない

『コーチ・カーター』を観た。

 色々な映画レビュアーさんが感想を書いていて、前々からマイリストに入れていたんだけど、な〜んか観ていなかった。せっかくなので、バスケワールドカップの余韻も残る今のタイミングで鑑賞。日本パリ五輪出場おめでとう! ドイツ優勝おめでとう!

 ストーリーは、本当に日本人好み。不良たちが更生し真剣にスポーツへと向き合う展開は、ベタだからこその良さがある。『スクールウォーズ』や『ROOKIES』を思い出す人も多そう。個人的には、不良に絡まれたライルたちをクルーズが止めに行くシーンが“新庄”と重なった。熱くなるよね、ああ言うの。それと、一人ひとり卒業後の進路が書かれるエンドロールなんて超あるある過ぎた。どこの国も一緒だなー。ただ、決定的に違うのは、これがノンフィクションだと言うこと。そう考えると、学生たちと向き合う姿勢の説得力が違う。それこそ、今しか見えていない外野の意見を聞かず、部員たちの将来をしっかり考えてあげた事実はとても価値があると思う。日本の部活動でも居るもんね、勉強疎かにしたせいでどうしようも無くなっちゃう子。もっと言うと、何となく『プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達』が頭によぎってしまった。閑話休題、何よりも主演サミュエル・L・ジャクソンが素晴らしい。と言うか、素晴らしくなかったことがないな。ずっとファンです。本作も相変わらずヘラヘラしてから急にキレます。あれは、一種のお家芸だ。あとどうでもいいけど、最近『シークレット・インベージョン』を観終えたばかりだったので、少しばかりスリムに感じた。本当どうでもいいな。

 ストレス無く観られるし、自分が親だったら子どもと観たいタイプの良い作品だな〜と思いました。『THE FIRST SLAM DUNK』も『AIR』も面白かったし、バスケの映画おもろいの多いな〜。

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