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先生が知っておきたい『「仕事」のデザイン』 青山雄太著 をママたちにオススメする3つの理由

娘が通うオルタナティブスクールの先生が、初めて本を出すと聞いたら、買わない選択肢はないですよね~
でも、その本の題名が、『先生が知っておきたい「仕事」のデザイン』
正直、先生でもない私が読んでもどうかな~と思っていたけれど、先生ではないママたちにも是非、読んでほしいオススメの本です。

オススメの理由3つ
①先生という仕事への理解が深まる
②子どもへのアプローチのヒントになる
③先生以外の仕事、ママにもすぐに使えるスキルが満載

①先生の仕事って?
先生の仕事は、「大変」「残業が多い」「ストレスがたまる」などブラックなイメージを持ってる人が多いですよね。私もその一人。
でも先生の仕事は、それを「デザイン」することによって、子どもたちの反応や成長が直に感じられる「クリエイティブな仕事」だと理解しました。
私は長く商品企画の仕事をしてきて、友人から「クリエイティブな仕事で楽しそう」とよく言われます。アイデアを出したり、お客様に喜んでいただける商品を作る。その部分が大好きで続けているけれど、いわゆるデザインや企画といった仕事だけがクリエイティブな仕事なのではなくて、どんな仕事も進め方や方法を「デザインする」という観点から考えるとクリエイティブなんですよね。当たり前なのかもしれないけれど、これは発見でした。
めざすビジョンに向けて沢山の道筋を描き、それを試してみる。試行錯誤してみる。それはまさにクリエイティブ。
その道筋がピッタリこどもたちにハマって動き出す感覚を一度味わったら、嬉しくてたまらないだろうな~と。
もっと沢山のこどもたちに「将来、先生になりたい!」って思ってもらえる職業にしたいですね。

②子育てにもつかえるティップスが詰まっている
この本に書かれていた色々な方法は、親として、自分の子供へのアプローチにも使えるな~と。
たとえば、「読み聞かせ」や「ファンレター」
こどもと一緒に考えてみたい話題を「絵本」を通して一緒に学ぶ。
ちょっと喧嘩をしてしまった時、一緒に笑える「絵本」を寝る前に読む。
心配ごとがあったら、メモ書きでもいいから、手書きのファンレターを渡してみる。
小さな可愛いイラストを描いて、そっとノートにはさんでおく。

どんなに仲の良い親子でも、強い口調で叱ってしまったり、イライラしてつい喧嘩になったり。毎日顔を合わせていれば、当然色々ありますよね。
また、もしこどもが傷ついたり落ち込んだりした時に、そっと背中を押してあげられたら素敵ですよね。
そういう使える「打ち手」が、この本には沢山書かれています。

③先生とママの仕事は共通点がたくさん。だから使える「タスク管理」
先生の仕事は、ママたちの環境に近いな~と感じました。
先生は、日中は授業で追われて、日々の細かいタスク(重要ではないけれど緊急性の高いもの)と将来のビジョンに近づくためのタスク(重要だけど急ぎではない)に使える時間に制限がある。
ママたちも、家事や育児に追われて、自分のために使う時間が限られている。
そんな状況で、自分の描いた「ビジョン」に近づくためには、タスク管理が欠かせません。
タスク管理の本や記事は、いたるところで目にするし、私もいくつか実践しています。この本に書かれているタスク管理についても、特に初耳ということではなく、先生の業務に落とし込んでいるところが新しいな~という感じでした。
それでも、先生ではない私の心に響いたのは、小学校の先生の言葉で書かれているからだと思います。
バリバリのキャリアを持ったビジネスパーソンでも、有名なインフルエンサーでもなく、普段、小学生の子どもたちと会話を重ねている著者だからこそ、身近で分かりやすく、本の内容がすんなり入ってくる言葉遣いなんだと思います。難しい本は苦手なママたちにもオススメです。


大切なのは、まず自分の人生の「ビジョン」を描くこと。
こどもを授かるまで、私の人生に「育児」のビジョンはありませんでした。
でも、こどもを持つという選択をして、結果的に今まで以上に「自分」にフォーカスすることが出来るようになったと最近感じています。
こどもが独り立ちするまでの短い間は、こどもとの時間も私にとっては大切。でもママである前に一人の女性としての「自分」にも積極的にフォーカスしていかないと、「自分」を置き去りにしてしまって苦しくなる。
そんな経験をしたからこそ、自分の人生の「ビジョン」を描いて、それに近づくための道筋をデザインしていく必要性を感じています。
その方法が、この本の中に、理解しやすい易しい言葉で書かれています。
是非、手にとってみてほしい1冊です。




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