光晴・賢治・信夫・周一
午後はなにをしていたのかわからないうちに真っ暗になる。雪の心配で外を見ながら珈琲だの紅茶だのを飲んだりうたた寝したり(今朝は四時半の早起きだった)していたらしい。金子光晴が1953年頃の『群像』に書いた詩論(エッセイ)途中まで。一見とりとめのない「論文」的な意識の対極で書かれた文章なのだが、やはり表現の発想に底知れぬものが感じられてある意味おそろしい。こういう読書にもどったのは久しぶり。ここしばらくはシュタイナーばかり読んでいて、それが独逸語の解釈の勉強のようで捗らない。今読