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「敬語」の歩き方

 敬語には、堅苦しいという印象がありますが、私は意外と好きです。バイト中は、後輩にも敬語を使っていました。これは「親しみを感じない」、と後輩たちには不評でした。でも、なんというか物腰の柔らかさを楽しむには、敬語が一番いいのです。「私って丁寧な人間」と、自己陶酔しているだけなのかもしれませんが、ともかくも敬語って素敵だな、と思うのです。

 よく外国には敬語がないと言われます。実際に全くないわけではないのかもしれません。この辺りは、私は語学に詳しくありませんのであまり立ち入らない方が無難です。ただ、言いたいことをはんなりと包んでくれ、言葉の棘を落とす敬語は、日本の文化と合っているような気がします。

 とはいえ、これまた中途半端なもので、私は敬語に詳しいとは言えません。それは今までの文章を読んでいただいたら一目瞭然でしょう。中学・高校の時の古典の授業。尊敬語・謙譲語・丁寧語などと言われたらたまりません。丁寧語は判別が容易ですが、尊敬語と丁寧語の違いは非常に苦労しました。テストではいつも丁寧語を問題に出してくれと願っていました。全くもって恥ずかしい限りです。敬語が好きと言っても、よくよく胸の内を覗いてみれば、私は丁寧語が好きなだけなのかもしれません。

 奥が深い敬語の世界。私はまだまだ敬語を勉強中の若輩者です。皆さんはどのようにして敬語と向き合っていますか?

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