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赤紫の島 観劇の感想

桐朋学園芸術短期大学
専攻科演劇専攻 54期・55期試演会
『赤紫の島』Юチーム 観劇

すっげ良かった!!!
比較的長めの上演時間も何のその
途中休憩要りません!と思いきや
休憩の入り方もユニークで良き

この作品がスターリンのソ連時代、未だ大粛清だとかの前とは言え書き上げられて、翌年の上演劇禁止の前に何回かでも上演された事に驚きと拍手のお気持ち
ミハイル・ブルガーコフさん φ(..)メモメモ

劇中劇が占める割合が多い事と100年前のスターリン・ソ連の題材、いま現在プーチンのロシアが行っているウクライナへの侵略戦争、ロシア国内の検閲・弾圧、動員、加えて新型コロナに伴う日本国内の上演中止と言った要素が良し悪しを越えて重なりあって、何層もある中で自分は今どこにいて何を観ているのかなと不思議な気分にもなりました

後半はそういった実際の過去と今の現実とが重なり、とても辛く重苦しい悲しい、哀しい悔しい気持ちで見終わり、あぁ、率直な風刺作品だなぁと大満足でした

演技演劇演出脚色と言うのか、そういった部分でもすんごい良かった!面白い演出盛りだくさん、見応えゴリゴリ、笑えたり可愛らしかったりもして、だからまぁ風刺作品として大変いいものなんだなぁと感じました

ps.テーブルにヒョイヒョイ飛び乗れる若者が美しい

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