もし、雲を測れたとしたら。
20代の頃、よく美術館めぐりをしていた。
当時、瀬戸内国際芸術祭 だったり観光資源の
少ない都市がこぞって現代美術の大イベントを
企画しては、美術館建築で人を呼べることを
実証しまくっていた頃だったように思う。
アートを楽しみながら、旅もできちゃう。
無類の旅好きのわたしにとっては、
一石二鳥でしかなかった。
そんな中、もう何度も何度も飽きることなく
訪れている美術館がある。
小学、中学時代と絵心無さすぎて...
図工や美術の時間がマジで憂鬱しかなくて。
デッサンとか、版画とか、影をつけるとか、
悲惨過ぎて思い出したくもないなーー
高校時代は選択科目で『 美術 』か『 書道 』
だったので、迷うことなく書道を選んだ。
アメトーークの【 絵心ない芸人 】の回とか、
わたしにとっては笑えへんかったり 笑
そんな美術の世界がトラウマでしかなかった
わたしに初めて楽しい感覚を与えてくれた
金沢21世紀美術館
https://www.kanazawa21.jp/
この作品を前にした時、ものすんごく作品名が
気になって近くの壁きょろきょろしまくって、
見つけた瞬間。
雲って測れるんや!!
作品名を見てセンスしか無いやん!!
ってなって 笑笑
描いたり作ったりするのは目も当てられない
ほど不器用やったけど 笑
ただただ眺めて楽しむ世界もあるのかぁ..
と嬉しくなって、それ以来、けっこう
アートが好きになった。
なかなか移動が制限される世の中で、
しはらく行けてないけど。
美術館めぐりまた行きたいなーー
基本的にぼーーっと出来る場所が
好きなんやと思う。
一緒にぼーーっとしてくれる人も。
【 おすすめ作品 】
ブルー・プラネットスカイ ( 2004 )
ジェームズ・タレル
雲を測る男 ( 1998 )
ヤン・ファーブル
スイミング・プール ( 2004 )
レアンドロ・エルリッヒ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?