思い出に縋りたい

おばあちゃんが亡くなってから約4年。
当然、おばあちゃんがいた施設に行くことはなくなった。

でも無性に行きたくなって、今日行ってきた。
行ってどうするって話だし、
周りに何も無いような所だし、
何がしたいのか自分でもよくわからない。

そこまで行ったとて、もうおばあちゃんに会えるわけではないのに。

今までは思い出して辛くなりそうで行けなかったけど、
行ってみたいと思ったのは、前に進めたからなのかな。

暑い中、行ってどうするの？なにもないよ？と
止める自分と、
でも久しぶりに行ってみたいんじゃーい！と
思う自分が戦って、結局夕方前に家を出た…。

バス、電車、バスからの徒歩…。
日が暮れる前に着けるのだろうかと不安だったけど、

バスの本数少ないのに、全部タイミング良く乗れて、ちょうど日が落ちる寸前に施設に着いた。

泣いちゃうかな、と思ったけど、意外と大丈夫だった。

もちろん中に入れるわけじゃないから、外から眺めてるだけなんだけど。(不審者)

あの部屋でずっとおばあちゃんとお話ししてたなぁ。
確かに、あの時間は存在してたんだ。

もうこんな所にはおばあちゃんはいないのはわかってるんだけど、
なんかね、今日、会えたような気がした。

頑張ってるよって言ってきた。

こんなことしてるの、気持ち悪すぎて誰にも言えない。

そして、そろそろ帰ろうかと思った時、
自動販売機が目に入った。
喉乾いたからお茶買おう…と近づいたら、
すでに100円が入ってる状態で、
ボタン押したら100円のお茶が出てきた。

え…。😳

冷静に考えれば誰かのお釣り取り忘れなんだろうけど、普通は釣り銭返却口に小銭が出てるんじゃないの？

貰っていいのか迷ったけど、田舎すぎて誰もいなくてどうしようもないから貰っちゃいました🙇‍♀️

おばあちゃんがくれたのかなぁ、なーんて。

あと、施設の近くにひまわりが咲いてる所があったんだけど、今年は咲いてなくて残念🌻...

おばあちゃん、今夜夢に出てきてくれるかなぁ。