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『応答せよシリーズ』と『賢いシリーズ(賢い医師生活と刑務所のルールブック)』を楽しむ長旅はどうでしょう。

はじめに

『賢い医師生活』の沼にどっぷりとハマった後、ずっと気になっていた『応答せよ』シリーズ。3シリーズあり、合計79話という長旅に出るハードルは、意外と高いのでは...と思います。(←オススメ頂き視聴した)

結論、もっと早くに見ておけば良かった!と思ったので、『応答せよシリーズ』と『賢いシリーズ』を作り出したシン・ウォンホ監督の作品概要や、どの順番に視聴するのが良いかについて少し整理してみました。

各作品の違い

今回の記事では、シン・ウォンホ監督の5つの作品について紹介致します。

『応答せよシリーズ』:応答せよ1997、応答せよ1994、応答せよ1988  
『賢いシリーズ』:賢い監房生活(刑務所のルールブック)、賢い医師生活

『応答せよシリーズ』は、過去の青春時代をメインに描く作品で、『賢いシリーズ』は現在にスポットを当てて描いた作品です。どちらも共通して、【人の日常の面白さ】を丁寧に描いた作品で、笑えて泣けて心が温かくなる沼作品でした。

脚本家さんに注目してみると、『応答せよ』と『賢い医師生活』同じ脚本家さん作品で、『賢い監房生活』が別の脚本家さん作品となっています。

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各作品のテイストをざっくりと表したのが下の図です。

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*『賢い監房生活』は、前半コメディ要素が多めですが、後半にかけてサスペンス要素が増えていきます。

*『応答せよ』は、シリーズによって少し違いがあります。青春時代の恋模様を描いているのは 、応答せよ1997 >応答せよ1994>応答せよ1988の順に多いと思います。

応答せよ1988だけは、メインキャスト5名の家族が全員登場し、家族の日常までスポットを当てて細かく描いていたので、ヒューマンドラマ要素多めにしました。これはこれで泣けます!

*『賢い医師生活』は、『応答せよ1994』と『応答せよ1988』の中間のような作品で、ヒューマンドラマ要素よりですが、絶妙な配分で恋愛要素が入っています。

どれから見るのが良いか

5作品は、全て独立しており、主要キャストが違うので、どれから見ても楽しめると思います!

筆者は、応答せよを寝かせてしまっていたのと、見たいキャストがいたので...賢い医師生活→賢い監房生活→応答せよ1988→1997→1994の順に見ました笑。それでもとっても楽しかったです。そして見返そうと思いました。

一番おすすめは、放送年順に視聴するだと思います。というのも、カメオ出演を一層お楽しみ頂けるからです。

5作品の中で、一部キャストが前作に一瞬だけ特別出演する演出(カメオ)があるのですが、このカメオ出演の仕方が緻密に計算されていて、見応えがあります

簡単にカメオの仕組みを表したのが以下の図です。例えば、応答せよシリーズの場合、過去から現在へと物語が展開するのですが、前作の年代を通過するタイミングで、前作の文脈に合わせてキャストが登場していきます。

だから応答せよシリーズは、タイトルと放送年を逆行させて制作したのではないか!(1988から制作せず1997から制作したのか)と思うほどでした。この演出は、今まで見た中で特に感動レベル...

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作品の見所とあらすじ

応答せよシリーズ第一弾。「将来の婿は誰だ!」をテーマに、伏線をちりばめながら、6人の親友たちの青春と兄弟愛を中心に描いた作品。

応答せよシリーズ第二弾。「将来の婿は誰だ!」をテーマに、主人公の両親が営む下宿先で出会った、地方から出てきた7人の大学生たちの一つ屋根で暮らす日常や、恋愛模様、家族愛を描いた作品。

応答せよシリーズ第三弾。「将来の婿は誰だ!」をテーマに、近所に住む5人の親友たちとその家族の日常や、家族愛を中心に、恋愛模様まで描いた作品。

応答せよシリーズの共通した見所は、「将来の婿当て」と「友情」だと思います。誰と誰がくっつくのか、を予想しながら視聴する楽しさがあります。また、誰かが困った時は全員で助け合う友情がとても温かく、見ていて羨ましくなるほどです。


殺人の容疑で刑務所に入ることとなったプロ野球選手の主人公が、厳しい環境で生き抜くために、監獄の中で支え合い、助け合う日常をサスペンス要素を交えながら描いた作品。

難しい題材を、コメディ要素たっぷりに描き切った作品。5つ中では、一番ほろ苦さを感じる内容かもしれません。個性豊かなキャストが一致団結していく過程が、涙なしでは見れず、胸がグッと熱くなります。

大学時代を共にした5人の親友たちが、40歳で同じ病院の医師として働くことになり、その日常や、恋愛模様を描いた作品。

他作品でも出てくる「歌」のシーンですが、本作品ではバンドを結成する設定になっており、各キャストの生バンドを楽しむことができます。5人の患者想いで親友想いのキャラクターが、それぞれ最善を尽くす姿に心が温まります。

ロス後におすすめ(花より青春シリーズ)

応答せよシリーズで、ロスを感じた方におすすめなのが「花より青春」という旅バラエティ番組です。

応答せよ撮影後に、ドッキリを仕掛けられたキャスト達が必要最低限の荷物とお金だけを持って海外へと旅に出るという番組なのですが、絶景に加え、キャストの人となりや、インタビュー、ドラマのオーディション風景を見ることができます。

ドラマの外の世界でも、楽しそうに旅をするキャスト陣を見て、少しずつロスが癒されました笑。終始笑って見れ、キャストと共に旅をしているような気持ちにさせてくれる、おすすめの番組です。

*応答せよ1994メンバーがラオスへ

*応答せよ1988メンバーがアフリカへ


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。秋の夜長が楽しい時間になりますように。