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「大学入学共通テスト」第1日程が終了


1月16、17日の2日間で「大学入学共通テスト」の第1日程が実施されました。
今回の日程の中で起こったトラブルとしては

・「他の人のせきが気になる」と訴えた受験生が別室受験となり、
この受験生だけ試験開始が20分繰り下がった。
・リスニング機器の不具合によるテストの一時中断(72会場・163人)
・視覚障害者の受験生を対象とする拡大文字を使った試験で、違う科目の問題用紙が届いてしまったため、再受験となったこと。

などがこちらの記事で報告されています。


咳やマスクのトラブルといった、今年の受験ならではのトラブルもありますが、
機器の不調などは毎回どこかで起きていることです。

会場内でのトラブルは、試験監督者に申し出ること

会場に着くまでのトラブル(大雪など)によって受験できなくても、
再試験が可能なことを念頭に置いて行動すること。
(もちろん、そうならない方がいいのですが・・)
その可能性を下げるために、余裕を持って会場に着くようにすること。

来年以降受験される方は、
「トラブルは起きるもの」という認識が必要だと思います。

今回の共通テストは30、31日にも第2日程という形で、
第1日程を受けていない、再受験になった受験生に行われます。



今回が最初の「共通テスト」だったわけですが、
「問題量の多さ」を指摘する声をよく聞かれたのではないでしょうか。


こちらの記事によると
「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・A」は解答時間が前年のセンター試験よりも10分長い70分になったことに伴って、16ページ増加、「英語」は前年のセンター試験より6ページ増加しているとのことです。

問題を作った大学入試センターの担当者は
「全体的に問題の分量が(センター試験よりも)増え、難しくなったとみえるかもしれない。知識を覚えて答えられる問題は極力避け、その場で資料なり前提なりをよく考えて理解し、自分の力で答えるという組み立てになるような問題を出した」と語っています。

一方で、
「それほど難解というわけでもない」。
「実は難しくない内容で、基礎知識があれば十分に理解できる資料も多かった。惑わされないこと」

というような声もあり、
問題が増えた=難しくなった
というわけではないようです。


とは言っても、読むスピード、必要な情報を抜き出す力については、
中学生のうちから鍛えておかないと、

高校に進学していきなりそれを意識させるのは難しいと思います。
なので、中学生メインで関わる指導者も、今回の試験の変化は追っておくべきだと考えました。

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