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部活の自粛によるパフォーマンス向上の要因


【自粛によるパフォーマンスの向上の要因】

今年の夏休みも、部活中に熱中症になった生徒がいるというニュースを度々目にしました。倒れてはいないものの、フラフラになりながら部活をしていた人も多いのではないでしょうか。

それだけ頑張って練習した分、能力が上がったり、試合で成果が出たりすればいいですが、過度な練習が成長の妨げになっているとしたらどうでしょうか。

5、6月の部活動自粛を受け、練習時間が激減したことで思わぬ副産物があったと言う高校野球の指導者の声がこちらの記事でとりあげられています。


・生徒たちの体が大きくなっている。
・投手の球速が伸びている
・飛距離が伸びた
 
適度な練習になったことが、選手のパフォーマンス向上につながったようです。

自粛によって、選手のパフォーマンスが向上した要因として
元陸上選手の為末大氏は以下の点を指摘しています。

①練習が抑制されたことで、「競技をしたくてしょうがない」
 という状況をつくれた

②全国大会などの大きな大会がなくなり、
「競技を楽しんで全力でプレーすればいい」という心境になった

③ 道具や場所を選ぶ専門的な練習の代わりに行っていた
 地道な基礎トレーニングが、競技力をアップさせた。


【最後に】
多くの中高生にとって、優先すべきことは学校の勉強なはずです。
それなのに部活で疲れ果てて家に帰って勉強する体力なんかない・・
というような声も聞きます。
今回のような前向きな事例からも部活動のあり方が改めて考えられるきっかけになり、多くの生徒が部活でも勉強でもいい結果を残しやすくなればいいと考えます。

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