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部活動顧問制度 改革の行方

部活動の改革に関する話題は何度か扱いましたが、今回は顧問制度の改革に関する課題を整理しました。

①人員確保
 退職した教員、地域のスポーツ指導員に休日の部活を委託しようという案を出しているが、すでにスポーツ指導に当たっている人は、休日は忙しいのではないか。

②複数の指導者による連携の難しさ
 平日の部活動は学校、休日は地域の指導員が主体で指導するようになれば、両者の意思疎通を行う時間が必要になり、結果として業務が増えることになるのではないか。

③費用の問題
 学校外の指導者を呼ぶためには、報酬が必要。9月1日の働き方改革推進本部で示された資料によると、部活動のための指導者への報酬が、保護者負担を前提にされている。
 

【最後に】

同じ部活であっても、大会での上位入賞を目指す人もいれば、勉強の息抜きで部活をしたい人もいます。学校外の指導者が入ることで勝利至上主義になってしまい、一部の人たちしか楽しく活動できない空気になるべきではないと思っています。

あくまで部活の指導者は、生徒が怪我なく、その生徒自身の目標を達成できるようにサポートするべきだと考えます。「日曜日は大会を無しにする」というようなことも検討されていくようです。極端かもしれませんが、部活動をしない日を一律で設定してしまうのも一つの手ではないかと思います。


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