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Z会の「添削指導」について


今回は、日本経済新聞社と日経BPが共同運営する「NIKKEI STYLE」というサイトにある「出世の原点」で取り上げられていた「Z会」の添削指導について紹介します。

「Z会」は幼児〜大学受験までを対象に通信教材を提供しており、
学力を伸ばす秘密は「朱筆を入れる添削者の厚みにある。」
としています。

記事で以下のような例が紹介されています。

会員
・古文の「傍線部分を、何がどのように違うのかがわかるように、わかりやすく口語訳せよ」という記述問題で6点中3点しか取れなかった。
・原因は「本文では省略されている箇所を補うことを見落としていたこと」
 
        ↓
添削者
・約180字を費やして、得点が半分になった理由を指摘。1点減点部分と2点減点部分の理由をそれぞれに明示。
・傍線や矢印を使って、答案の欠陥を具体的に示し、隠れている登場人物を、どのように答案に盛り込めば、高い得点につながったのかを補足。


「間違えた本人すら気づいていない「間違った理由」を見抜くには、その分野の学識だけではなく、問いと答えを巡る経験知が欠かせない。」ということで、難関大学出身者や教壇での指導経験が豊富な人を添削者として登録し、高い質を保っているようです。


【最後に】
今回紹介した記事で、筆者がもう1つ注目したのは、
会員が書きこむ「答案解答欄」と添削者が書き込む「採点者より」の存在です。

「〜でつまづいた」「○○がわからない。」
といった思いを素直に吐き出せて、それに対して先生が言葉を送ってあげられる場所があることは大切で、それは直接顔を見て授業をする塾やオンライン指導にも同じことが言えると思いました。

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