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DooRuマガジン(ドアルマガジン)

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毎週月曜日・水曜日・金曜日に教育情報を発信 最新情報から勉強に関するお役立ち情報まで家庭学習でお困りの皆さんへお届けします。
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#高校生

「スクリーンタイム」でスマホの使用時間を把握する方法

しばらく更新をストップしていましたドアルマガジン また週に1回のペースで記事を更新していければと思います。 よろしくお願い致します。 今回は、「スクリーンタイム」という、 スマホの機能について紹介します。 この機能のうち、簡単に利用できることは 以下の3つになります。 ①スマホを触っている時間の合計・アプリごとの使用時間がわかる ②何時にスマホ触っているかがわかる ③「youtubeは1日1時間」などの使用制限を設けることができる まずは、「自分がスマホをどれくらい

共通テストの「英語民間試験」と「記述式問題」の導入について

今回は、2025年の大学入試共通テスト(現在の中3生が受験する年)に関する記事を紹介します。 「英語の民間試験の活用」と「記述式問題の導入」について、正式な決定はまだなものの、実施は困難として断念する方向に向かっています。 昨年度も導入が見送りになったこともあり、かなり長期にわたって話題になっています。今回はその一連の流れを整理していきます。 【入試改革の目的】 ・「知識偏重の1点刻みの選抜」からの脱却 ・読む」「聞く」に加え「書く」「話す」も含めた英語の4技能を評価す

「SDGs」について知る

「SDGs(エスディージーズ)」
 「ESD(イーエスディー)」 
という言葉たち 聞いたことはあっても、結局何なのか・・ 教育と何か関係があるのか・・ 曖昧なままになってしまいそうな言葉です。 まず「SDGs」の意味ですが、 Sustainable(持続可能な) Development(開発の) Goals(目標) の頭文字を取ったもので、「持続可能な開発目標」といいます。 Goal「s」と複数形になっているのは、 「貧困をなくそう」 「住み続けられるまちづく

スマホを「使いこなす」には

中学・高校の入学式から約1ヶ月が経ちました。 新入生の人は、学校にも少し慣れて、新しい人間関係もできつつある頃でしょうか。 毎年、この時期になると上の記事のようなお悩みをよく目にします。 連絡手段に必要、周りの人も持っているからなど様々な理由でスマホやタブレットを手にするものの、使い方のルールを決めていないばかりに、スマホから離れられなくなってしまうというケースが本当に多いと感じています。 そこで、この記事にもあるように、 「夜9時以降はやらない」などのルールに加え、

工藤勇一氏の「校長ブログ」について

学校現場の改革に取り組んできた先生のメッセージがまとめられた連載「校長ブログ」の中から、「vol.06学校現場に脳科学を 「三日坊主」責めるのは間違い」という記事を紹介します。 この連載では、「学校の「当たり前」をやめた。: 生徒も教師も変わる!公立名門中学校長の改革」などの著書で知られている工藤勇一氏の取り組についてまとめられています。 vol.06の記事の中では、脳科学を活用した教育あり方に関心を持ち、約3年間の研究を行ったなかで、「心理的安全性」と「メタ認知能力」に

学校は「一斉休校せず」

連日報道されているように、4月25日から5月11日の間、 東京・大阪・京都・兵庫の4都府県で緊急事態宣言が発令されています。 この期間は、酒類を提供する飲食店に休業要請が出されていたり、イベントは原則無観客と決められたりと、人が長時間集まる機会がより減るようになっています。 では、子どもが多く集まる 学校はどうなるのでしょうか。 期間の差はありましたが、去年の今頃は全国一斉の休校期間でした。 感染者は増え続けているものの、現時点で一斉休校に踏み切る動きはなく、 文科

共通テストの民間試験活用について

「中学校の教科書が変わる」という内容の記事を以前紹介しました。 教科で学ぶ内容・身に付けさせたい力が書かれた「学習指導要領」の改訂に合わせて教科書も変わっています。 中学校では今年の4月から、新しい学習指導要領に沿った授業がスタートしていますが、高校生は来年4月からの実施となります。 今回は、来年の高校1年生(現 中学3年生)の、大学進学希望者の多くが受験する「大学入学共通テスト」についての記事です。 記事に出てくる「2025年の大学入学共通テスト」というのは、現在の

大学のオンライン授業をふりかえって

昨年のこの時期は、多くの地域で学校が休校になり、授業が行われない日々が続きました。 今年は、感染対策をしながらも、通常通り新学期を迎えられた人が多いのではないでしょうか。 今回は大学での授業に関する話題です。 「新年度の4月以降は多くの大学が「対面授業を中心にする」予定ですが、少なくとも前期はオンラインとの併用が続きそうです。大人数の講義は遠隔、少人数なら対面、と区別したり、同じ講義でも教室で受ける組と遠隔組に分けたりするなど「3密」を防ぐため知恵を絞っています。」

スマホとの向き合い方

この春、進学する方で新たにスマートフォンを購入したという方も多いのではないでしょうか。 中高生と関わってきている立場からすると、 ネットでの人間関係の煩わしさや、ゲームへの課金や依存の問題はよく聞く話で、そろそろなんとかならないものかなぁというのが正直な思いです。 ただ、以下の記事にあるグラフを見ると、ネット上での誹謗中傷の相談件数や人権侵犯事件の数は横ばいになっていることがわかります。 ネットでの誹謗中傷が原因で、命を絶ってしまった人がいるとか・・ 過去にあったトラブ

「夜間中学」でのボランティア

高校・大学進学後に「何かボランティア活動がしたいなぁ」と思っている人に向けて、筆者自身も自主夜間中学でボランティアスタッフをしていた経験があることから、今回は「夜間中学」の紹介したいと思います。 【夜間中学とは】 「夜間中学」は2つに分類されます。 平日の17時ごろから21時ごろまで開講される「公立夜間中学」 こちらは、中学の教員が授業をしますし、卒業すれば中学校の卒業資格を得られます。 そして、 公立の夜間中学がない地域や、公立に通えない生徒に向けてボランティアの手で

専修学校について知る

文部科学省は9日、学校説明会が開催されず、 専修学校への進学を希望する生徒が情報を得にくいということをうけ、 専修学校の魅力を伝える「#知る専」プロジェクトを開始しました。 特設サイトに加えて、「#知る専」のハッシュタグを使い、SNSで活動内容や学校の魅力を直接伝えることができます。 特設サイト内は ①専修学校についての説明 ②学校紹介 ③卒業生のキャリアを紹介 を紹介するつくりになっています。 学校紹介ページでは、 ・カリキュラム ・施設の様子(写真付き) ・卒業後の

Z会の「添削指導」について

今回は、日本経済新聞社と日経BPが共同運営する「NIKKEI STYLE」というサイトにある「出世の原点」で取り上げられていた「Z会」の添削指導について紹介します。 「Z会」は幼児〜大学受験までを対象に通信教材を提供しており、 学力を伸ばす秘密は「朱筆を入れる添削者の厚みにある。」 としています。 記事で以下のような例が紹介されています。 会員 ・古文の「傍線部分を、何がどのように違うのかがわかるように、わかりやすく口語訳せよ」という記述問題で6点中3点しか取れなかった

大学入試 個別試験について

大学入学共通テストの第2日程が1月30、31日で終了しました。 2月25日以降、国公立大学の一般入試が開始されます。 倍率は、各大学のホームページで公開されるので、 来年以降受験される方は、自分の志望校の今年の倍率を 確認されておくといいかと思います。 国公立大学の一般入試は前期・中期・後期とあるため、最大で3回チャンスがあります。ただ、二次試験の問題は大学ごとで違うため、それぞれの対策をするのが大変という点もあります。 ただ、今年の入試については、例年と違う対応をし

「校則」について考えること

2月16日、髪を黒く染めるように強く指導されたことが原因で、不登校になったという大阪の府立高校の女子生徒の訴えに対して大阪地方裁は、 「髪の染色や脱色を禁止した校則は学校の裁量の範囲内で、頭髪指導も違法とはいえない」と判断しました。 生徒に髪の染色や脱色を禁止することについては 「正当な教育目的で定められた合理的なもの」 と判断する一方で、生徒が不登校になった後、教室から机を撤去したり座席表や名簿から名前を消すといったことは「許されない」と判断し、33万円を支払うように