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スマホを「使いこなす」には

中学・高校の入学式から約1ヶ月が経ちました。
新入生の人は、学校にも少し慣れて、新しい人間関係もできつつある頃でしょうか。

毎年、この時期になると上の記事のようなお悩みをよく目にします。

連絡手段に必要、周りの人も持っているからなど様々な理由でスマホやタブレットを手にするものの、使い方のルールを決めていないばかりに、スマホから離れられなくなってしまうというケースが本当に多いと感じています。

そこで、この記事にもあるように、

「夜9時以降はやらない」などのルールに加え、なぜそのルールが必要なのかを伝える・本人が納得できる内容にするというような「制限」をかけることが必要になってきます。

ただ、「制限」だけでいいのでしょうか。

スマホがSNSやゲームをするための「娯楽」だけなのであれば、それを制限して、子どもが勉強に集中できたり、きちんと睡眠時間を取れたりできるようにすればいいだけのようにも思います。

しかし、オンライン授業を受けたり、ICTツールを使って勉強したり・・
スマホやタブレットは、学習に必要なものになっています。

であれば、うまく距離を取るだけではなく、使いこなせるようになってほしいというのが正直なところではないでしょうか。


最新のサービスというわけではないですが、

例えば・・「NHK for school」というサイトにあるこちらの動画(←タップしていただくと動画に飛べます)

動画では、中学生の理科で習う「シダ植物」の仲間の増やしかたについて紹介されています。

細かいところまで確認すれば別ですが、「シダ植物は胞子で仲間を増やす」とサラッと書いてある言葉をそのまま覚えて終わり・・になる場合も多いように思います。

「どうやって??」

と思った時に、疑問をそのままにせずに調べることができるのが、自分でスマホやタブレットを持っていることのメリットなのではないでしょうか。

「これを使います。」
と誰かに与えられたものばかりではなく、自分で必要な情報にアクセスできる力や、

「ここに情報を打ち込めばログインできるのか」
「このへんにメニューが表示されるのではないかなぁ」

というような「感覚」や「慣れ」のような、自分でサービスを利用できるようになる力が必要なように思います。

もちろんまずは、長時間使いすぎないなどの基本的なルールが守れるようになってからだとは思いますが、

「子どもがスマホをうまく使いこなせるように」

という視点は必要ではないでしょうか。

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