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DooRuマガジン(ドアルマガジン)

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毎週月曜日・水曜日・金曜日に教育情報を発信 最新情報から勉強に関するお役立ち情報まで家庭学習でお困りの皆さんへお届けします。
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2020年12月の記事一覧

「ドアルマガジン」で大切にしていること

2020年最後の投稿となります。 今回は記事の紹介ではなく、ドアルマガジンを7ヶ月間投稿してきて、 筆者が大切にしていることをまとめていきます。 自分自身も塾講師として、生徒の前で授業をしています。 思うような点数を生徒が取れなかった時、 「なんで解けないのか。」 「頑張りが足りなかった。」 と、結果ばかりを責める声かけに効果はないと考えています。 それだけで成果が出たのであれば、生徒がすごかっただけです。 「確かにここは頑張りが足りなかったけど、ここは前回より成長

教員資格を持つCAを学校で受け入れ

文科省は21日、航空会社の客室乗務員(CA)のうち、教員資格を持つ人を学校現場で受け入れる考えを示しました。教職員の負担を軽減と、航空業界を雇用面で支援するねらいがあるとのことです。 「教員免許を持ってるだけで、異業種の人を入れていいのか」 という考えもあるかもしれません。 しかし免許を取ろうと思うと、 大学の講義等で単位を多く取る必要や、実習もあるため、 「とりあえず取っておくか。」で取る資格ではないように考えています。 ですので、「教員免許を持っている人で」とある程

デジタル教科書、使用制限撤廃へ

小中高校の児童生徒が使う、デジタル教科書の使用制限について、 従来の「授業時数の2分の1未満」の基準を撤廃するという方針を、文科省が出しました。 読売新聞が46都道府県庁所在地、政令市、東京23区の計74市区に行ったアンケート調査では、9割以上がデジタル教科書の使用に不安を抱いていることが明らかになっています。 不安な点として ①視力の低下など健康面の影響 ②家庭の通信環境の確保 ③校内外の安定的な通信環境の確保 ④教員のICT(情報通信技術)指導力 などが挙げられてい

大学生・院生の休退学者5000人以上

文科省の調査によると、今年の10月までに少なくとも5238人の学生が、新型コロナの感染拡大の影響を受けて、大学や大学院を退学・休学していることが明らかになりました。 ・バイト収入が大幅に減った学生らへ無利子の奨学金の再募集を行う ・就職内定が取り消されために留年する場合は、奨学金の貸与期間を1年延長 というような支援が、調査結果と併せて発表されています。 大学の規模にもよりますが、小中高のように担任の先生がいて、声をかけてくれるわけではないので、自分から助けを求めにいか

公立小学校 35人学級に

ドアルマガジンでも、9月頃の記事でこの話題については触れています。 その時点では「35人学級になるように調整していく」というような、 今後の方針決まっているだけでした。 今回、2025年度までに公立小学校の1クラスの人数を全学年で35人に引き下げることが決定しました。1年生はすでに35人学級が導入されているため、来年度は2年生のみ35人学級に移行するというように、毎年1学年ずつ移行していきます。 1学級の人数が35人を超えている学校からは 「担任が児童と関わる時間を増やせ

受験直前の自主休校

2020年11月18日〜29日の間に、Comiru(塾と保護者の日頃の連絡手段などとして使われているサービス)が実施した調査によると、学習塾の約6割が受験直前の時期に「学校を自主休校させる保護者が増加する」と予測していることがわかりました。 自主休校をする生徒に対しては、双方向オンライン授業、オンライン自習室 などの対応を検討している塾も多いようです。 大学受験生は特に、受験に必要のない科目の授業は受けても仕方ないということで、自宅や塾で学習をする生徒はもともと一定数いる

「メンズかーちゃん~うちのやんちゃで愛おしいおさるさんの物語~」

今回は、イラストレーターの「にわゆり」さんが連載している 「メンズかーちゃん~うちのやんちゃで愛おしいおさるさんの物語~」 という、漫画を紹介します。 作者のにわゆりさん自身も二児の母親であり、育児のことで悩むことがたくさんあるとのこと。「そんな時にクスっと笑えたり、共感したり、目まぐるしい毎日のちょっとした息抜きになってらいいと思います。」と語っています。 子育てに限らず、何かに悩んでいるとき 「こんなことで悩んでるのは自分だけ?」 「どうしてこんなこともできないのか。

公立小中学校のバリアフリー

文科省は、今年実施した「バリアフリー化」の状況調査の結果を発表しました。 調査の対象は全国2万8131校の小中学校となります。 調査内容は ①バリアフリー化の状況 (車椅子使用者用トイレ・スロープ等による段差解消・エレベーター) ②バリアフリー化に関する整備計画の策定状況 ③バリアフリー化の予定 の3つとなります。 実際の調査結果はこちらからご覧になれます。 文科省は今回の結果を受けて、 「障害への配慮が必要な子どもが増え、災害時の避難場所としてバリアフリー化も求められ

制服を自分で選ぶ

高校の制服に、性別の縛りをなくして女子生徒の制服にスラックスを導入するなどの選択肢を設ける高校が、19都道府県の600校以上あることがわかりました。 そのような高校が増えた背景には、文部科学省が2015年、性的少数者の児童生徒への配慮を求める通知を出したことがあるようです。 ただ、「トランスジェンダーの生徒への配慮」というのを全面に出しすぎると、かえって選択しづらく、機能性を含めてもっと気軽に選べることが大事という指摘もされています。 【最後に】 家庭によっては、子ども

変わる高校入試と受験生の動き

今回は、コロナの影響で変わった入試の実施方法や受験生の動きを取り上げた記事になります。 東京、神奈川などの受験生が多い地域では、集団面接などを例年通り行うことが難しい高校もあるようです。都立高校の推薦入試では、これまで必須だった「集団面接」が中止になり、個人面接の配点が高くなる高校が多いとのことです。 千葉県では、これまで前期後期と、受験のチャンスが2回あった公立入試が1本化されたこともあり、私立へ流れる生徒が多くなることが予想されています。私立高校の授業料が無償化された

教員志望の学生の不安・・

今回は来年の春、教員になる学生の現状をまとめた記事を紹介します。 教員になりたい、興味があるという方向けのお話になるかと思います。 「子供の未来を預かる仕事。いきなり現場に出て務まるのか」 「一時は眠れないほどのストレスに襲われた。」 と、今年実施予定の教育実習が中止や期間短縮になった学生らは語っています。 教育実習は、幼稚園・小学校・中学校・高校の教員を目指す学生が、 教員免許取得に必要な授業の一環として行うものです。 大学の附属学校がある場合は、大学から割り振られた

進路に悩む人へ「高専マガジン」

今回は、高等専門学校(高専)に関する記事を紹介します。 高専は全国に57校ある5年制の学校です。卒業後は、学科での専門制を生かした仕事をしたり、大学に3年次から編入したりする人が多いようです。 その中で、「もっといろんな分野で活躍する卒業生がいるのを知ってほしい。」 という思いのもと、「高専マガジン」という現役の高専生が立ち上げたグループが、ネットや冊子で高専に関する情報を発信しています。 こちらからこれまで配信されている記事をみることができます。 「専門家になるだけが