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「死にたい」と言った子が見つけた光の道

突然ですが、

もし、あなたのお子さんが「死にたい」と言ったらどうしますか?

「そんなこと言わないの」と伝えますか?
それとも、何も言わず、抱きしめますか?

あなたが何をしても、何を伝えても、変わらなかったら…。

どうしても、どうしても、うまくいかない…。

そんな時の何かのヒントになればと、
今日はある親子のお話をさせてください。

これは私の友人に起きた実話です。
必要な方の希望となればと、記載許可をもらいました。

きっかけはパワハラ


5年ほど前。

当時高校2年生のSちゃんは
バイト先の店長からパワハラを受けていました。

同じことをしても、店長の気分で怒鳴られたり、
見た目のことを言われたり、
人格否定のようなことを言われ続ける毎日。

接客業で、お客さんから理不尽に強く言われて
ひどく落ち込むこともありました。

お母さんが「バイト辞めたら?」と声をかけても
なかなか止めることができませんでした。

Sちゃんは繊細さん(HSP)なとこともあり、
NOというのが得意ではなく、

中学の頃からいじめを受け、
高校では不登校になり、転校。

転校先の高校でも不登校でした。

だから、
「バイトまで辞めるのか…」
と自己嫌悪に陥ってしまっていたのです。


「フツーに生きたいけど生きられへん。」


1つ何か考え出すと止まらなくなり、眠れない。

朝になると
「あぁ、また1日が始まってしまった…」
と絶望的な気持ちになり、

夜は
「何もしないまま終わった…」

そんな毎日が続き、
Sちゃんは「死にたい」と繰り返すようになります。
リストカットがやめられなくなりました。

お母さんが抱きしめても変わらない、
「生きてるだけでいいよ」と言っても変わらない、
カウンセリングに通っても変わらない…

やっぱりSちゃんは「死にたい」と言います。

「そんなに辛いならバイトなんて辞めたらいいのに…」

そうお母さんが言っても変わらない毎日。

お母さんもSちゃんも辛い辛い毎日を過ごしていました。

きっかけはたった1枚のノート


もう気持ちの限界を感じていたSちゃんとお母さんとは
病院に薬をもらいに行くことにしました。

その当日。
「やっぱり薬に頼りたくないな」
そう思ったお母さんは
1枚のノートを取り出しました。

「これでお話しよう」

Sちゃんを誘って
ノートとペンを持って
2人で机に向かいます。

「何があったの?」
「何が嫌だったの?」
「それで、どう思ったの?」

お母さんが質問すると
だんだんSちゃんの本当の気持ちが見えてきました。

「接客はきらい。」
「いいお客さんもおるけど、嫌な人もおる」
「店長に〇〇って言われる」
「でも、辞めて、すぐ諦める自分になるのがイヤだから」

お母さんはSちゃんの言葉を
ノートに書いて
Sちゃんの気持ちを整理していきました。

Sちゃんの話をじっくり聞きながら
言葉をそのままノートに書いていくと
Sちゃんは言いました。


光を見つけた瞬間


「お母さん、私わかった。

 私、本当は生きたいって思ってる。」

Sちゃんは自分の力で
「生きたい」という本当の自分の気持ちに
気づく事ができました。



お母さんはSちゃんの「生きたい」という言葉を聞いて、
この子はもう何があっても大丈夫と思ったそうです。


「苦手を克服したい」

Sちゃんがさらにすごいのは、

「生きたい」と本当の自分の気持ちに気づけたその時、
お母さんにこんなことを話しました。

「人と接するのは苦手やけど、
 自分の好きなことで繋がりたい!」

「ピアスが好きやから、ピアスショップで働きたい」

「苦手を克服したい!」

コンビニのバイトが
辛くて辛くて
自傷行為もあったSちゃんが、

「嫌な人もいるけど、いいお客さんもいる」
「好きなことで人と繋がりたい」

そう気づいて自分から
もう一度接客業にチャレンジする道を
選んだのです。

そんなSちゃんは、21歳になった今も
接客業をしています。


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編集後記
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ここまで読んでくださって
ありがとうございます。

Sちゃんのお話、いかがでしたか?

私は、
Sちゃんが「生きたい」という
自分の中にある本当の気持ちに気づいて
それを言葉にすることができたこと、

そして、自分の力で
自分が進みたい本当の道を
見つけられたこと、
本当にすごいなと思いました。

この話をSちゃんのお母さんから聞いた時は
涙が溢れました。

どんな辛い状況にあったとしても、
必要なメッセージって
自分の中にあって、
自分で変えていけるんですよね。

そのタイミングが来るまで
辛抱強く、見守り、寄り添ってきたお母さんも
本当に尊敬します。

Sちゃんが「生きたい」という気持ちに
気づけたのは、
気持ちを寄り添って聞く時に
ノートに気持ちを整理したことが
大きかったと思います。

Sちゃんのお母さんが使ったノートは
「方眼ノートメソッド」なんです。

方眼ノートメソッドの形で
話を聞いたことで、
Sちゃんは気持ちが落ち着いていったと
お母さんは話されていました。


Sちゃんのように、
必要な方に届けばという思いで、
方眼ノートメソッドの
詳細をこちらにシェアしますね。

ピンときたら、ぜひ、受け取りに来てくださいね。

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