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vol.200/ リレーションシップの築き方-2

記念すべき200投稿目の題材が思ったよりディープになってしまった気がして、気が引けてきた。(自分で言い出したのにも関わらず)私にリレーションシップの築き方なんぞ語れる語彙も立場にも及ばない。とは言え、孤独で生きてきたわけでもない訳だからどうにかこうにかリレーションシップを築きながらあらゆるモノコトヒトと関わり合って生きてきたことに間違いはない。

ではどうやって?
どのように私はあらゆるモノコトヒトと関係性を創り上げてきたのだろう?


Seek and Speak Your Truth


そこでいつも頭の片隅にそっと置いてあるこの言葉が、リレーションシップを築く上で私にとっては非常に重要でありデフォルトであることがわかった。このSeek and Speak Your Truth /本音のコミュニケーションというのは、もうかれこれ10年以上前に読んだシェリル・サンドバーグ著書/リーン・インで挙げられている考え方の一つで、当時私が一番感銘を受けて今もなお大切にしている考え方でもある。

Seek and Speak Your Truth (本音のコミュニケーション)

自分の見方(自分にとっての真実)があれば、相手の見方(相手にとっての真実)があることを理解しましょう。自分だけが真実を話していると考えている人は、他人に黙れと言っていることと同じだからです。そして、相手が聞きたくない事実ほど長たらしい但し書きをつけず、率直に伝えましょう。そして、ユーモアを忘れずに有効に活用することで伝えにくいことも伝えやすくなります。最近の研究では「有能なリーダー」の形容として「ユーモアのセンス」がもっともよく使われることがわかったのです。
これからは、何を話すにしても本音で、でも相手の見方を気遣いながらコミュニケーションを取りましょう。そうすると、私たちは男性も女性もよりよい上司、パートナー、同僚になれるのです。

https://leanintokyo.org/



当時20代も半ばに差し掛かりそうな私は、一緒に働くモンゴル人の一つ歳下の彼女からこの本を教えてもらった。彼女は休憩時間の度に洋書のこの本を持っていき、付箋を貼って読んでいた。休憩を終えて戻った時の彼女の瞳がキラキラしていて、そしてその姿があまりにも眩しすぎて何の本を読んでいるのか益々興味が湧きある日聞いたらこの本だった。すぐさまハードカバーをゲットした私は、ひたすら集中して読み耽ったのを今でも覚えている。そして中でも“Seek and Speak Your Truth ”、本音のコミュニケーションのヘディングに心打たれたのだ。それはこの頃の私が人間関係に悩み、仕事に悩み、でも誰にも私のことなんかわかってもらえない!と屁理屈を端から端まで綺麗に並べ、あれよあれよと拗らせまくっていた時代だったから。そう悩みを打ち明けたり、自分自身をオープンに開いていくことがとってもとっても怖かった時代。その時代は思っていたより随分長く続いていてだからこそ本音でのコミュニケーションなんて怖くて、と言うより“私の本音ってなに?”状態だったのだから相手も心を開いてくれる訳もないのだと今は心底痛感する。この状態に陥っている時は大抵主観的でしかなく、視野はより狭く、至って傲慢なのだ。そんな私にこの本に書かれているあれこれを一度で理解することは困難で、それでも消化したい変わりたいと強く思って読んでいた。ちょっとずつちょっとずつ、自分の中に閉じ込めていた素直な心やユーモアを解き放っていくイメージで。



あれから約10年、ちっとも変わっていないような変容したような自分ではどちらも言えてどちらも言えない。ただ周りを見渡せばあまりの景色の違いにビビる。ずっと閉じていたものがパカッと開かれてオープンになった場所は今、とても風通しが良い。ジメジメしていた部分は光が差し込みカラッとしている。そう思えるようになったのは、私が本音のコミュニケーションを目指したから。あらゆるモノコトヒトと深い部分で繋がっていたい、そう思えば思うほど閉ざしてなんていられない。最初は恐怖だったのかもしれないけれどもうその恐怖なんてものは忘れているのだ。その恐怖なんかより、もっと別次元の何かが優ってしまったよう。そのくらいにまず自分の本音を知り、それを言葉で飾り立てず相手に伝えた時、(ここで伝えることに関しての良し悪しは置いておく)相手も同等のものを返してくれる。それをちゃんと知れたら恐怖はなくなっていくのだと言うことも同様に知るのだ。そしてもう一つ、本音を伝えるためのツールとしてやはりユーモアを忘れてはいけないと心底感じる。仕事をすればするほどユーモアセンスは非常に重要であると感じずにはいられない。私の周りにいるあの人もこの人もこのユーモアに溢れている人ばかりで、決まって仕事もプライベートも大充実しているし何より“生きる”を楽しんでいる人たちばかりだ。ユーモアをもっとわかりやすく置き換えられるとしたらテヘペロだろうか?茶目っ気のあるユーモア(テヘペロ)は自分のことも相手のことも救ってくれるツールなのかも知れない。



本音でコミュニケーションをとると言うことは、言わずもがな自分の本音を知っていなければできないし、いつも怖い顔ばかりしていたらテヘペロは繰り出せない。(ある種そのギャップに惹かれるかも知れないが)自分の目指すリレーションシップの為にも、自分の本音に耳を傾ける作業は日々取り組んでいきたいと思うし、その為にももっと素直にストレートに気持ちを表現していきたいと思うし、だからこそ周りは素直でストレートでお互い高め合える素晴らしい仲間がいるのだと腑に落ちた200投稿目のnote。相手に自然にリラックスしたままありのままの姿で力を発揮してほしいと思うなら、そっくりそのまま自分が自然にリラックスしたままありのままの姿になっていく。どんな状況下でも変えられるのは自分だけですから…!そしてテヘペロな自分も愛してあらゆる関係性をより良く築いていきましょう…♡




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