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【Shake it off. vol.041】 ティッピングポイントを超えないためにー気候変動基礎講座に参加して①

年末から受けたいと思っていた講座がある。


国際環境NGO 350.org Japanによる気候変動基礎講座だ。
1回3時間、2週に渡って行われる講座の前半が先日終わり、今週後半を受講することになっている。今年の目標を掲げたとき、地球環境について(エコ、サスティナビリティ)、1人ではなくチームで取り組んでいきたいとこのnoteでも書いていたが、(まだまだなんだけど)やっと小さな一歩を踏み出せたように思う。



講座を受けてみてまず感じたのは、世界で起こっている映画のような現実を、ストレートに受け止めなければいけないということ。こうして私たち人間が過ごしている日常のスピードと並行して(いや加速をつけながら)刻一刻と温暖化は進み、日本に限らず世界各地で様々な異常気象が起こっている。私たちもみんな結構身近なところで感じていると思う。
例えば記憶に新しい2019年の台風19号(=令和元年東日本台風)。天気予想図に映し出されたこの台風の異常なまでの大きさにゾっとしたのを今でもハッキリ覚えている。日本全体が呑み込まれるんじゃないかと感じたほどだった。また、これまでの通りにはいかないことも多くなってきてはいないだろうか。例えば台風繋がりで、進路に関してはどうだろう。ここ近年で天気予報士でさえ予測が難しそうな程進路も急に変わったり、上陸の場所も変わってきていることに気がつく。
これらも温暖化が引き起こしている現実で、私たちと密接なのだ。


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この台風で命の危機を感じ、私は実家へ避難した。特に住んでいる地域が川に近いこともあり、生まれて初めてハザードマップを確認し、出窓には養生テープを貼り、震災で学び用意していた非常用持ち出しバッグを抱え早めに動き家族と過ごすことを選択した。大切な人たちが近くに居るというだけで安心したが、それでも自宅付近は大丈夫だったか、近所の人たちはどうだったか心配で堪らなかった。
幸い何事もなく全員が無事であったし、自宅へ戻っても近所に変わりはなかったのだが知り合いの話やニュースで知った事実に本当に心が痛んだ。
愛する人たちが無事であり命があるだけでも幸せで感謝すべきなんだけど、それでも日常を営んでいくには家も仕事も無くては困る。それを一瞬のうちに、しかも無差別に脅かしたり奪ったり、それが災害であり思っているより密接であることを心にとどめ行動しなきゃいけないと思う。そしてこうした温暖化による災害は増え続け、人類が経験したことも無いようなレベルのものも限に増加しているのが現実なのだ、まさに世界各地で。




“急にどうした?何の話?”と思われるかも知れない。こんなことを書いたからって“あなたが温暖化を止められるとでも?ばかばかしい”と思われるかも知れない。だけどありのままの現実を受け止め受け入れ、そしてその後のアクションを私は起こしていきたいと思ったから、まだまだ勉強不足だけどnoteに記すことにした。
もうこれは個人レベルだけの方法では食い止められないから。
私たちの子供や孫、そしてその先の未来を生きる人たちが安心して暮らしを営めるように、繋いでいけるようにするためには根本からのシステムチェンジを今すぐ行わなければいけないと思うから。
講座の前半を学んで感じた“現実を受け止める”ということは重く苦しいことでもあるが、受け止めたらそれで終わりになんかできない!というようなパワーも大いにもらったし、一緒に講座を受けた日本全国のみんながそれはそれは熱い想いを持っていて意識も素晴らしく、この人たちとティッピングポイントを作り出し、アクションを起こしていきたいなんて思った。


今できることは結構ある。そして同じ想いを持つ人たちもいる。
それだけで心強いし、パワーがみなぎらない?
そして最後にこれらの頻繁なまでの異常気象は、人間によって引き起こされているということも、しっかり心にとどめて。


こちらもよろしければご覧ください^^



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