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【Shake it off. vol.043】 私が私を表現しないで、どうする。

最近ふつふつとあらゆることが頭の中を駆け巡り、先日とうとう知恵熱を出した。こういうときは決まってそう、思っていることや日々の考え、喜怒哀楽を上手く表現できていないときだ。

去年から熱心に取り組んでいたメディテーションやジャーナリングも今年に入り出来ない日がポツポツ出てきていたのには気付いていた。けど見て見ぬふりしていた。去年出来なかった動きをしていかなきゃ!と、内側へ向かうよりも外側へのアクションを自分に要求していたし、あれもこれもこうしてああやって…と気持ちだけが焦っていたと思う。まだまだやらなきゃいけない、足りない、こうじゃなきゃダメだなんていうブロックに私、覆われていたんだな、ということに改めて気付くことになった。



こうして内観し、気付くことの中でもふつふつと感じていた大部分を怒りが占めていたことには自分でもビックリした。そんなに日常で怒りを感じることは無かったように思っていたし、結構穏やかに過ごせていると思っていたから尚更だ。そして同時に怒ってはいけないが、私の中の表現にひたすら邪魔をしていた。
なるほどそうか、知恵熱の原因はここだったのか。


怒りを表現することはいけないことだ
損することだ
子供じみたことだ
穏便に、まあるく納めよう、大人なんだから

いやいやちょっと待って自分。


怒っちゃいけない、それってはたして本当にそうなのか?
ダメなことなのか?




Anger management


怒りを予防、制御し分散させること。
要は怒りをコントロールし、怒りは不要なものと感じられるようになることなのだと私は理解しているんだけど、ちょっと違和感を感じるのだ。怒りをそのままただある、と見つめるだけの瞑想には賛成しないし、無かったことに押しやる思考には大反対。あるものはあり、沸き上がるものは沸き上がる。
そこには必ず原因があるのだ。
ここで“怒った私がいけない”とか、“こんな感情を抱く私は劣っている”
という、ある種歪んだ思考はもういらないんじゃないか。
私たちは怒っていいし、怒っているんだと示し伝えていいと思う。



私は怒りが原動力になったことがこれまでも数多くある。
それはルッキズムであったり(容姿軽蔑、差別)、エイジハラスメント(年齢差別)であったりごろごろ浮き上がってくる。
当時の私はこれらを目の当たりにし、何にも言い返せなかったし、(言い返すスキルも度胸も無かった)怒りより先に悔しさで涙が溢れた。
そして絶対見返してやろう、今に見てろよ。と悔しさが怒りに、そしてパワーに変わっていったからこそ達成できたことがたくさんあるし、傷ついたからこそ強く優しくなろうと思えた。

だからってこれを提唱するわけでは一切ない。
これを繰り返し、大人になるにつれ

“そんな怒りなんてもの、上手く自分で消化すればいいだけ”
“相手の問題でなく私の受け止め方の問題だ”

こうした“怒ってはいけない”という呪いのようなものが自分を締め付けて表現を妨げていたことに気が付いたから。
怒りを制御するんじゃなくって、自分を制御してしまっていたことに。

怒っちゃいけない、それってはたして本当にそうなのか?
ダメなことなのか?
今の私はそうは思わない。
間違えた怒りの表現はしない、
でもスマートに怒りを示し的確に表現していく。



溜め込まず、リリースしてあげること


数年後の今、そういう思考に辿り着いて良かったと思う。時代がそうさせたのかもしれないし、そうであって欲しいという願いみたいなものもあったのかもしれない。日々の小さなあれやこれやだけでなく、目に飛び込む情報に怒りを覚えることも多い今、マインドコントロールは大切で必須スキルとなりつつあるのと同時に、こうした見直しをして改めて思うことや気付くことがあってもいいのではないかと思うのだ。
整理整頓をし物質的ものをオーガナイズするように、またはデトックスのひとつとしてファスティングをするように、感情の心地良い流れを作ってあげることも、大切なスキルのひとつなんじゃないかな。


私が私を表現しないで、どうする。
という見出しの言葉は、久々にジャーナリングをしてみて出てきた言葉であり、
ははーん、こんなにも表現したかったのね。
と湧き出てきた言葉を客観視し、今の私を知る材料になることがしばしば、というか殆ど。
言葉を口から発するより、想いを文字にし時間をかけて言葉を紡ぎ出すことが好きな私はジャーナリングもそうだけど、今日もこのnoteに救われています。このnoteもスタートして丸10カ月、どんどん大切な場になっていくことを実感しています。
私を素直に表現できる場所として様々なことをこれからも綴らせてください。そして立ち寄ってくださる皆様、いつも本当にありがとうございます。そしてこれからもどうぞ宜しくお願いいたします♡




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