見出し画像

みんながもっと楽しくなる場所

世の中にはプロの芸術家として活躍していなくても
何かを作ることだったり、描くことだったり、
写真を撮ることや、書道や華道だったり、
自分ではアーティストなんて思っていなくても、
創作活動をしている人たちがたくさんいます。

私は大人になってから芸術大学に入学して、
絵を描くこと、何かを作ること、制作することって、
こんなに楽しかったんだ、と改めて感じました。

「制作すること」そのものも十分楽しかったのですが、
学校だったので、嫌でも発表する機会がやってきて、
先生やみんなに見てもらうことになります。

最初は恥ずかしかったけど、
自分で制作したものを自分でプレゼンして、
みなさんに見ていただいて、
そして講評してもらうというプロセスを経ることは
ただ制作しましたというだけより
遥かに充実した楽しい経験だったのです。

そのプロセスがあることで、
自分の作ったものを客観的に見ることになるし、
そうするとただただ自信がないと思っていたことも、
何でもないことだと思っていたことも、
意外に褒めてもらえたり、
逆にいいと思っていた部分がいまいちだったとわかったり。

当然、他の人の作品も見せてもらえて、
先生の講評を一緒に聞いたりすると、
なるほど今度はこんな風に変えてみよう、とか
あぁ、そういうやり方もあるんだーと学んだり。

そして、今度はああしよう、こうしよう、
ああしたい、こうしたいでいっぱいになって、
どんどん制作することが楽しくなったのです。

別にプロじゃなくても、
アーティストなんて思ってなくても、
制作を楽しむことは誰だってやっていいはず。

家でひとりで制作するところまでは
みんなそれぞれで出来るし、
SNSに投稿してみんなにコメントを
もらうことも今時なら誰でも出来る。

でも、作品を実際に空間に展示して、
そこに来てくれた人たちと作品の前で、
意見を実際に交換し合うことって、
やっぱり圧倒的に楽しい。
わたしはそれに気づいてしまったのです。

せっかく創作活動をしているなら、
もっともっとそれをさらに
楽しむ場所があったらいいのに。

銀座や青山のギャラリーなんてとんでもない!
敷居も料金も高すぎると思う私にだって、
楽しめる場所があればいいなぁ、
だっていろんな人に見てもらったら、
もっと作ることが楽しくなるわけだし。

そして何よりそんな純粋な楽しさや、
好奇心や驚きがあることで、
いろんな大変なことが他にあっても、
毎日をちょっとずつ
楽しく元気に過ごせるようになる気がする。

そんな気持ちが
ギャラリーとカフェDoodleでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?