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おとなの修学旅行

紫陽花が街のあちこちで咲き誇った
鎌倉に1泊で行ってきました。

ギャラリーとカフェDoodleをやっていた時、
いつもいつもサポートし続けてくれた
今や気がついたら仲間となった感じのする
4人で。

ひとりは高校の同級生でなんだかんだ
ずっとそばに居てくれる友のN。

次に19年間勤務した会社の同僚で
辛い時に愚痴を聞いてくれた友のHちゃん。

そして草月のお華のお稽古の同門で
同じ先生につく少し年上の友のSさん。

それぞれまったく接点のなかった
わたしの友人たちがDoodleオープンを
きっかけに集まってDoodleを閉店した今も
次の夢に向かっている感じ。

実は草月の同門の友人Sさんは
鎌倉近郊でギャラリースペースを有した
B&Bをオープンする野望を抱いていて、
今は夢を実現させるために
鎌倉周辺をリサーチ中。

そんなわけで今回はリサーチ中の
鎌倉近郊にあるSさんの
おすすめのゲストハウスに
4人で1泊でリサーチ旅行に出掛けました。

ランチは奮発して葉山牛のステーキ。
葉山牛って柔らかくてさっぱりしていて、
とろーっととろける美味しさで、
鎌倉に行くたびについつい奮発しちゃう。
しらす丼も捨てがたいんだけどなー。

それから鶴岡八幡宮でお参り。
手を清める手水舎には色とりどりの
紫陽花が浮かべられていて、
吸い寄せられた。

小町通りから脇道に入ったところで
偶然見つけたカフェで
さくらんぼのパフェを食べて一休み。

それから夜の部屋飲みのための
食糧の調達。

そして宿のある稲村ヶ崎へ。
そこは小町通りの喧騒が嘘のように
穏やかで海と緑が優しく迎えてくれる
紫陽花と苔とドクダミの小道の先に
ひっそりと門を構える2階建ての古民家で
お庭も素敵。

オーナーの奥様の手作りの
白玉あんこを食べてから稲村ヶ崎温泉へ。
ビーサンに履き替えて途中でビーチに立ち寄り、
波でたくさん歩いた足を冷やす。

もうすぐ沈みそうな夕日を海の向こうに
眺めながら温泉におばちゃん4人で
仲良く浸かって極楽極楽。

暗くなりかけた帰り道、
ワインを購入してきょうのおうちまで
歩いていくと
紫陽花の小道は小さなキャンドルランプで
ライトアップされていて
なんだかホッとするような美しい光景。

さて、夜はお部屋で酒盛りです✨
もうお風呂も入ったし、
どこにも帰らなくて良くて、
酔っ払ったらそのまま寝てしまえる天国!

乾杯して、飲んで食べて、
この歳になってみんなで
畳の部屋にお布団を引いて寝るって
まるで修学旅行だねー、なんて
おばちゃんたちは4人で大はしゃぎ。

オーナーの息子さんが調達してくれた
釜揚げのしらすがめっちゃ絶品。
レモンを絞って、
お醤油をたらすと美味しいのよと
オーナーの奥様が教えてくれました✨

みんな個性も性格も
バックグラウンドも
全然似てなくてバラバラなのに、
なぜか居心地が良くて
あれが美味しい、これはこうすると
もっと美味しいとか、
他愛のないことでいっぱい笑ったり、
世間に物申してみたり笑

みんな人の痛みを
自分のことのように感じて
泣いたり笑ったり怒ったりしてくれる。
だから居心地いいのかな。

翌朝は近くのカフェで朝ごはん。
そのあとは海まで散歩して
海が見えるコーヒー屋さんで
コーヒーをテラス席でゆっくり味わう。
なんて贅沢な時間なんだ!

今はしがない派遣社員の身のわたし。
世の中の不条理が身にしみるけど、
かけがえのない宝物は自分の中にあると
しみじみと思うのです。

それは仲間と共有できる夢があること。
人生は後半戦だけど、
まだまだ終わらない。
不安で眠れない夜も、
怖くて目が覚める朝もあるけど、
まだやってみたいことがあって、
それは時々、キラキラ光って見せてくれる。
そしてそのキラキラが宝物で、
わたしを支えてくれている。

そんな夢をみんながそれぞの胸に
抱いていることを確かめつつ、
長谷寺と大仏様にお参りして、
エネルギーをたっぷりチャージして
帰途につきました⭐️



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