見出し画像

【インディーゲーム】一人制作でコツコツ積み重ねる作業

インディーゲーム制作を一人でコツコツやっております。どぅんびです。
現在は、3作目を制作中であります。

今作を代表作にしようと思い、前作・前前作とは到底違うかなり大きいボリュームのものを構想し、たくさんの作業を乗り越えながら大体完成の目処がついてきました。

すべて一人で行っているため、自分の内と向き合う作業も多く、思いもしなかった自分の好き嫌いというものが分かってきました。
なるほど、これは確かに作業というものは分業したほうが良いものをスピーディーに作れるなと実感しています。

話はそれますが、ゲーム制作をする前にはYouTuber活動に力を入れていた時期もございました。期間でいうと2019年から2021年あたりです。
はじめの一年は料理Vlog的なものをはじめはアップロードしていたのですが、競合の強さと需給バランスなどを考えて早々に撤退。
それからはゲームのバグ検証動画に舵を切り、話題になっていたゲームのバグを実況することで1万再生の動画も複数生み出すことに成功しましたがチャンネル登録者はなかなか増えずに今は放置しています。

このゲーム実況動画の制作においても完全に一人でやっていましたが、各作業を分業しようという発想は全く生まれませんでした。
というのも、ゲームプレイ動画を録画する作業も、動画を編集する作業もまったく苦にならなかったからです。サムネイル製作も何パターンも作成するほど好きでした。

このような経験から、私は何かを作ることに苦しむことはないタイプなのだと認識していたのです。事実、YouTube動画は子育てをしながら、子供が寝静まった深夜に猛烈に作業をしてアップロードするという作業を繰り返し100本以上の動画を制作しました。動画編集もほぼフルテロップでシンプルな編集ではありませんでした。時間はかかりましたし、日中の本業はかなり疲弊した状態でスタートなので自分の価値を発揮するのに苦しんだこともありましたがなんとか問題なくやってこれました。

しかし、本気のゲーム制作をしている今、分業はできるならしたほうがよいなという心情なのであります。

というのも、ゲーム制作には個人でする作業として大きく分けて5つあり各作業をどのように行うかを考えるのがなかなかにしんどいからというものが理由だと思っています。

まずは比較対象としてYouTubeの動画制作について考えます。
YouTube動画は大きく分けて3つです。
調査、動画の構成、マネジメント部分と、動画の素材作りと、動画編集の3つです。これに関しては3つは言ってしまえばある程度一連の流れであり、動画の構成が出来上がっていれば、必要な素材の準備と、動画編集は割と流れ作業なのです、と断定すると語弊がありますがスムーズにできるものです。おそらく世のYouTuber猛者たちはそこにもっと深い思慮のある作業が当然含まれるでしょう。ただ、個人でやる分には当然時間はかかりますが作業中の葛藤などは各動画、ゲーム制作と比較すると私は少ないと思っています。

ではゲーム制作の作業の5つはどうでしょう。
1つ目はゲームの構想、マネジメント部分ですね。
これは、ゲームの面白さの軸を決めて、それにそった判断、マネジメントを行う作業です。これには期限の厳守、スケジュール管理等も含みます。
2つ目はプログラミングです。ゲームの構想にあったプログラムを書く作業です。ボタンを押せる状態なのか、どうなったら会話イベントを表示させるのかなど、シンプルな実装もありますがとにかくゲームには多くのプログラムが必要なことを3作作って実感しております。データのセーブ・ロードだけでも色々悩むものです。
3つ目は素材作成です。ゲームには様々な素材が必要です。UIのボタンもそうですし、各ゲームのキャラクター、背景、音楽などボリュームが大きいものほどたくさん必要です。
4つ目はストーリー作成、会話作成です。ストーリーは文章です。素材作成に含めてもいいかとも思うのですが、これに関して私個人としてはいわゆる画像や音声素材の作成とは別次元の能力が必要です。後述しますが私はこれがなかなか苦手です。
5つ目はテストプレイです。これは動画制作においても発生する作業ですが修正時の労力が段違いです。修正が必要な場合には上記のプログラム、素材、ストーリーすべてに影響する場合が多くありません。おそらくテストプレイで違和感に気づき修正を繰り返す、という作業をゲーム制作では動画編集以上に求められます。さらにその修正作業が各作業すべてに関わるとなるとなかなかに時間がかかってしまうのです。(決して動画制作が簡単、という趣旨ではありません。動画制作もとても大変ということは重々承知しております。)

これらの中で私は一番しんどいなと現在思っているのがストーリー・会話作成部分です。今はメインストーリーは実装できており、サブイベント的なものを作っている段階なのですが、ゲームの構想とはまた別次元にあり、主のストーリーにそったサブイベントを複数作るのに大変苦労しております。

この作業には構想の横展開といいますか、さらに世界を広げながら深くしていくものが求められており、なかなか頭が忙しくなるのです。
プログラミングやUIは実装したいものが決まっている、というかその作業を行うための頭で深く考える部分はすでに終了している段階のものになりますのでわからない部分はググるなどでたいてい解決できるのですが、サブイベントの構想は完全に自分と向き合う時間が必要ですので、

「どうして私は深夜に起きてまで目で実感できる作業を進めずに、頭の中で考える作業を永遠としているんだ!」という被害妄想に駆られてしまいます。

そんなの別の時間に考えればいいじゃないか!とお叱りを受けるかもしれないのですが、なかなか本業中や子供と接しているときにそのようなことを深く考える行為というものがうまくできず、この作業の時間の捻出がとても厳しいなと思っているところであります。

現在も、いくつか作ったサブイベントを確認しながら修正して実装して、テストプレイで確認してまた修正してという作業のなか、現実逃避でこの記事を書いております。いやはやそろそろ寝なくては….。

私はこのようにブログ的なもので記事を書くことは割と得意分野だと思っていまして、本業でも企画書を作るのや文章を投稿するのは上から数えた方が早い人材だと自負していたのですがどうやら違うようです。
サブイベントも早い話は、企画書を作るものにかなり近いとは思うのですが自分のゲームの登場人物に喋らせたりするとなにか違和感を覚えたり、このキャラは一体何の個性があるのか?何者でもない、なんならいなくてもいいキャラなのではないかと思い馳せてしまい、一向に作業が進みません。

おそらく分業して、上がってきた原稿を読めばすんなり作業が進む気もするのですがどうなのですかね。自分で作っているからこそ、細かい部分に無駄にこだわりすぎているのではという印象もあります。これに関しては、3作目を無事リリースしてから振り返って考えたほうが精神衛生的によさそうなのでそうすることにします。

こだわるのは悪いことじゃないので、これからもコツコツと作業を積み重ねて完成を目指していきます。リリースタイミングは色々考えていますがデッドラインは12月末であります。がんばります。おやすみなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?