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本州の最も東の端へ -みちのく潮風トレイル・魹ヶ埼-

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日の出前に起きて、日の出と共にコーヒーを淹れて…テントを片付け、早々にキャンプを経ちました。朝ごはんは魚市場内にある食堂で。ここは市場で働いている方々が利用しているため、朝早くからやっていて、鮮魚が美味しい。定食はご飯のお代わり自由。土日はお休みのため、前日に来れなかったので、宮古を発つ日に来ようと思っていました。キャンプ中は自炊が中心で、お米とお味噌汁を基本に、缶詰が多くなるので、缶詰も三陸沿いを北上する中で、現地産のものを調達しながら、炊き込みご飯にしたり、地産の野菜と一緒に調理したりと楽しく、工夫もしていますが、やっぱり新鮮な魚を使った料理は格別に美味しいですね。全ての料理に魚が使われていて、宮古は美味しいという式が自分の中で確率されました。

予報では雨、でも朝ごはんを食べ終えた時点でまだ天気はもっている。もしかして午前中だけなら、どこかトレイル行けるのではと踏み、雨宿りがてら行く予定だったビジターセンター行きを変更し、本州最東端の魹ヶ埼を目指すことに。重茂半島も宮古市内のはずですが、片道だとバイクでは60分くらいかかってしまいます。初めて行く地でもあるので、迷わないように、それでも道中の景色を風と共に感じながら登山口のある姉吉キャンプ場へ向かいました。

重茂半島に入って山道を進むと、重茂の集落を抜けると道が徐々に狭く。林道のような道を進むのですが、ダンプやトラックの往来が多く、この狭い道をどこへ行くのかと思ったら、姉吉キャンプ場のある浜の方でした。ここでも、今も護岸整備事業が続いている。復興は未だ半ばという事を実感しました。

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本州最東端、魹ヶ埼灯台へは最初に少しだけ急な坂を登ったらあとは緩やかな道を片道60分。低山を登り慣れていれば何でもない道でした。整備もよくされている。

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風が強く、波も荒く、大げさに行ってしまえば世界の果てにやって来た気分でした。重茂半島、宮古を訪れるまで知ることもなかったこの地域。言ってしまえば、何もないのかもしれないのですが、どこか落ち着く景色がずっと目に焼き付いていました。身体がどこか反応している。フィーリングがあっているのかもしれません。この先、またここへ訪れる時は、北からか、南からか、もし、ぶっ通しでみちのく潮風トレイルを歩いていたら、どこか泊まれる場所はあるのだろうか。歩くには一日二日かかりそうな広さはある。けど、きっとまた訪れたい。これからまた雨が来る。急いで戻らないと。ゆっくりする時間もなく、駆け足できた道を戻りました。

Lomography Simple Use
Fujicolor Superia Premium 400
Michinoku Costal Trail, Omoe Iwate

今月19日まで、フォトカノン戸越銀座店で開催中の「PHOTO2021」に、昨年の東北の旅で撮ったフィルム写真で一枚参加しています。

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Web上でも見られるようになりました。スマホでも見れますが、写真だけでなく全ての鑑賞作品がそうであるように、できるだけ大きな画面で見ていたければ、作品の魅力がより伝わってくると思いますのでお薦めします。

会期中はこちらのnoteでは旅の道中、simple useというフィルム交換のできる写るんです的なカメラで撮影したフィルム写真の中で再び2021年に旅した三陸海岸沿いの旅を記して行きます。


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