ドーナツとコーヒー
旅先にはコーヒーミルとエアロプレスGO
行く先々で気になるコーヒーを見かけたらドリップバッグなども買ったり。
そんなコーヒーにはまるきっかけは最近の話。昨年、緊急事態宣言に初めてなった時、例に漏れず自分も今までにないくらいの時間ができたわけですが、同時にここまでコーヒーにハマるとは思ってもいなかった話をしようかと。
きっかけなんて些細なもので。自分の好きなバンドのベーシストの方の何気ない、つぶやき。
ドーナツというキーワードが大きかったのかもしれません。また違う好きなバンドの話ですが、結成当時のドーナツにまつわる有名なエピソードがあり、それが自分の中でふつふつと焼き付いているので。
初めての緊急事態宣言で当時の職場も時短勤務に変わり時間に余裕ができてきて、ふと思い立ち、数年前にいただいた一滴ずつたらすドリップマシーンを引っ張り出して、近場の大手コーヒー屋さんの一番スタンダードなコーヒーを粉で買うところから始まりました。そこからドーナツとコーヒーという時短勤務後のおやつの時間が定番になり、徐々に朝起きたらコーヒーを一杯という習慣に変わり。最初はブラックだけでなく、豆乳や蜂蜜を入れて、自己アレンジして楽しんでいたのですが、いろんな豆を試したくなり、徐々に徐々に、ハマっていってしまい。
そのきっかけになったバンドのグッズにコーヒーが出るとは、ドーナツとコーヒーを楽しんでいた春先には、思いもせず。クラフトビールだったら、deftonesも出していたのを知っていたので(自分が知らないだけで、たくさんのバンドが出しているのでしょう)、驚くことはなかったのですが。
緊急事態宣言の影響で春先のツアーが延期になり、秋に配信と合わせて開催された時に、もちろん買いました。この時はコーヒーバッグで。
バンド贔屓という無意識な要素は確かに働いているかもしれないんですが、このコーヒー、本当に美味しかったんですよ。焙煎を手がけた焙煎所さんの説明を読むと、バンドのイメージで焙煎されたという事でしたが、コーヒーでこのバンドのイメージを表現するというのは、とてもすごいと思いましたし、まさにこれしかない魔法をかけられたような感じでした。自分の好みって、深煎りよりは浅煎り、よりフルーツ感のあるものが好きな傾向にあるんですが、このコーヒーはまったく別次元。別格でした。
コーヒーバッグは、配信LIVE見ながら、アーカイブ配信を見ながら、音源を聴きながら、という特別な機会に、その後は飲み切るまで、山へ行くたびに毎回持って行ってましたね。都心近郊から日帰りで行ける丹沢の大山は水が美味しいことでも有名で、神社でお水を汲み頂上を目指し、山の上でiphoneで「砂上、燃ユ、残像」をかけながら(もちろんイヤホンつけて)コーヒーバッグを抽出して、同じグッズで出ていた燻製ピーナッツを食べる。視界良好な山からの景色を眺めコーヒーを眺めながら「視界不良」を聴く。感覚が研ぎ澄まされるようでした。
先日、最終ロット?ということで、キャンペーンもやってましたが、コーヒー終わってしまったのかな?本当に絶品でした。
豆も買っておけば良かったな、って今だに思ってます。この時は、まだミルを持ってなくて。ミルまで買ってしまうと、どんどん凝ってしまい物が増えるのはよくないと思ってしまい、追求する事に、なぜかブレーキがかかっていました。それは間違いだったと。
今はもう、スペシャルティーコーヒーに夢中になってしまい毎日、ミルで挽いて、エアロプレスで飲んでます。そのうち、ドリップセットも一式揃えてしまうかもしれないですね。デジタル温度計も買ったし。出かけたら、通りがかりに気になるお店があったら、必ずよって飲んでみるとか、すっかり趣味になったなぁと思います。
2000年代初頭に長期にバンドが活動休止に入った際、もっとLIVEに行けば良かったとすごく思っていたのと、まぁそういう事と比較なんてできないですが、似たような感じかもしれませんね(苦笑)話を飛躍させると、豆は買えば良かったと、後悔するだけまだ良いけど、あの時にもっとLIVEに行っておけば良かったという後悔は比較できないくらい取り返しつかないくらいには思っています。それでも後悔するような事ってしてしまうことはありますが、それでもdownyに関しては、そういう思いを極力しないように、もっとその音楽を聴いていたいと思ってます。
コーヒーとドーナツの話が、最後には音楽の話になってますね。アイスの季節はもう終わりかな。旅先は寒いので、ホットで。
もうすぐ旅も終わる。
今日もありがとうございました。