フォローしませんか?
シェア
ドント
2020年4月17日 00:00
なんの前触れもなく起きたのだそうだ。 大学2年生のNくんには、よく遊ぶ4年生の先輩がいた。 その先輩、3年の後半くらいからずっとダラダラとした生活をしていたという。 というのも、まず卒論を書かなくてよかったらしい。講義も、週一のゼミに出るくらいでいい。 それにしたって「就活」があるはずだ。しかしその先輩は親のコネで地元に就職が決まっていた。 うらやましいほどにチョロい学生生活である。
2020年4月22日 22:03
この「禍話リライト」の元となっている怖い話ツイキャス「禍話」には、時折、ジィルさんという方の話が出てくる。 ジィルさんは「禍話」の語り手のかぁなっきさんの大学の先輩にあたる。 この人、他の部屋より2万円くらい安い、いわゆる事故物件に住んでいる。剛の者である。「事故物件つっても、そんなオバケが出るわけじゃないんでしょ?」と思われる読者もおいでだろう。 メッチャ出る。 女の霊が、時を
2020年4月30日 21:15
「少年自然の家って言うとさ、私も、なんていうか……つらい体験したことがあるんだけどね」 居酒屋で、少年自然の家(山にある児童宿泊施設。小中学校のレクリエーションに使ったりする)にまつわる怪談をしていた際、出てきた話。 耳や鼻にいくつもピアスをつけ、カラコンを入れているタイプの、ヤンチャめなお姉さんがそう切り出した。 名前を仮に、Oさんとしておこう。「もちろん、今みたいになってない頃の話ね