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ライフシフトは学びシフト。学びと上手に付き合い人生を豊かにする方法とは。

こんにちは!

皆さんは仕事以外の時間で「どの程度学びに費やしていますか?」

例えば、読書をしていますか?セミナーに参加していますか?資格勉強をしていますか?副業をしていますか?など、学び方は人それぞれです。

ただ現実は「何もしていない」という人も多いはずです。恥ずかしながら私もそのひとりでした。では、どのように「学び」と上手に付き合い、人生を豊かにしていくべきか説明していきます。


アジアで1番大人が学ばない国

残念ながら「アジアの中で日本は、最も大人が学んでいない」という調査結果です。データ元はパーソル総合研究所「APAC就業実態・成長意識調査(2019年)」の内容です。各国1,000サンプル、20歳〜69歳の男女を対象にしています。「何もしない」という学ばない日本人5割について、皆さんはどう感じますか。これは個人の問題ではなくて、日本社会全体の問題だと捉えています。

「学ぶ」必要性について

「そもそも学ぶ必要性があるのか?」そのような疑問をもつ人もいるでしょう。他には「自分は何を学べばいいのかがわからない」という人も多いかもしれません。ではなぜ「大人が学ばない」状態になってしまうのか?考えていきましょう。

  • メンバーシップ型組織

  • 終身雇用

メンバーシップ型組織とは、一言でいえば「人ありきの仕事」です。その逆がジョブ型雇用で「仕事ありきの人」です。新卒採用の総合職はメンバーシップ型組織の典型と言えるでしょう。多くの企業がポテンシャル採用後、どのような仕事をさせるべきか、人事部が配属を決めていく流れがほとんどです。

メンバーシップ型組織と合わせて、日本では終身雇用制度の仕組みがほとんどです。要するに企業が倒産しない限り、企業側は社員を解雇せずに、定年退職までの期間雇い続ける仕組みのことです。

「メンバーシップ型組織+終身雇用制度」は極論、企業内で昇進できず役職にもつけず活躍していなくても、定年まで面倒をみてくれる。日本特有のありがたい制度とも言えます。良くも悪くも危機感がないのが要因のひとつです。

もしあなたが企業の社長だった場合、全く活躍しない社員に給料を毎月支払いたくないですよね。今後は「メンバーシップ型組織や終身雇用制度」自体が崩れて、日本の働き方が変わろうとしています。

・ジョブ型雇用が一般化した場合、皆さんは何のスペシャリストになれますか?
・終身雇用制度が崩壊した場合、解雇されない為にはどうしますか?

答えはシンプルです。

「学び続ける」しかないです。

学ぶ内容は人生で変わっていく

人生100年時代と言われる昨今、人生を長い期間で考えていかなければなりません。前述のように社会環境が大きく変わろうとしている中で「学び(20歳まで)→仕事(70歳まで)→引退(65歳以上)」と完全に切り分けた3つのライフステージで考えていくと「仕事」の割合が高く精神的にツラいという方もいるでしょう。「仕事」の部分において「学び、起業、副業、ボランティア、自分探し」など、マルチでさまざまなステージを循環させていく時代、生涯現役で考えていく必要があります。

人生のステージにおいて、自分の生きる目的や方向性を考える際に「学ぶ」ということについても一緒に考えていくことが重要です。

「学び」と上手く付き合うには

「学び」について考えるべきタイミングは、例えば以下のような場合です。

  • 転職や異動に伴い、将来のキャリアについて考えるタイミング

  • 家族の状態に伴い、働き方を考えるタイミング

  • 挑戦したいことや自分が目指したいことが見つかったタイミング など

なぜ「学ぶ」のか?という動機付けがあることで「学ぶ」きっかけとなります。その結果「学び」と仲良しになり、様々なメリットが生まれます。

  • 自分が目指す未来に近づくために「学び」続けられる

  • 自分の人生と共に、自分中心の「学び」になっていく

  • 「学び」によって、自分のステージや状態を軌道修正できる など

「学び」を継続させるポイント

せっかく「学び」と仲良くなったのに、三日坊主で終わってしまったら本末転倒です。継続的に学び続けるポイントは「気楽さ」で、例えば以下のようなことです。

  • 計画通りに進められなくてもOK

  • 仕事が忙しい時はサボってもOK

  • 毎日5分間本を読む!などの小さい目標でOK

  • 自分はプロとは違う、言い訳や失敗してもOK

「学び」はきちんとしなければならない、浅はかな気持ちやモチベーションではいけない、そのような気持ちは捨てて、気楽に付き合っていきましょう!

多くの方は「学び」に対して、漠然とツラいもの。楽しくないもの。などの先入観があります。自分なりに継続のコツが掴めてくるとツラいものから解放されていきます。また「学び」があなたの人生において習慣化していくと、楽しく学び続けられる状態に繋がっていくことでしょう。

あなたの生活ルーティンの中で「学びを開始する」スイッチ的な要素を見つけていきましょう!例えば、朝のコーヒータイムは「学ぶ」時間にするなどです。

さいごに

オックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授は、2017年に「The Future Skills(未来のスキル)」の論文を発表しました。その中で「2030年に必要とされる能力や知識」についてランキングを公表しています。

1位は「戦略的学習力」です。「いい大学を出たからもう勉強は終わり」ではなくて、変化が激しいVUCAの時代だからこそ、常に学び続けないといけないということです。

まとめ

  • アジアで1番大人が学ばない国は日本

  • 大人が学ばない要因のひとつは「メンバーシップ型組織や終身雇用制度」などによる危機感がないこと

  • 今後働き方が変わることで、大人も学び続けなければいけない時代になる

  • 自分の生きる目的や方向性を考える際に「学ぶ」ことについても一緒に考えていくことが重要

  • 「学び続ける」ポイントは気楽にあり


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