雑草を抜こう。

気分が沈んでいる時、君の視線は床ばかりを捉えていて、腰は沈んでいるはずだ。気分が沈むと、ネガティブ思考のスパイラルに陥る公式は自明だ。教科書の1ページ目に書いていてここまで忘れられるとは、作り手も驚きだろう。病は気から、病は気から。

冗談のように簡単な処方箋がある。外に出よう。そして、駆け出してみよう。胸を張るとなおいいし、汗ばむくらいでちょうどいい。雨が降っていたら、そのまま濡れてしまおう。自分の鬱屈した感情がかりそめのものであることに、直ぐに気がつくはずだ。

雑草抜きをこまめにしよう。だいたい、鬱蒼とした庭で気分が高まる訳はない。雑草を抜く習慣を作れば、日光も自然と浴びることができる。気持ちよく生きることなんて、自転車に乗るより簡単だ。

あなたは私の写鏡。私もたまには自転車に乗らないと、思わずよろけてしまいそうだから。

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