俺が世界の中心だい。

俺の立っている場所が世界の片隅だとか、そういう類の言い訳はしたくねぇんだ。誰が世界の中心なのかは自明だろ? 俺が、他の人に入り込めたりすることができたら、あるいは話は変わってくるけれど。そういうことって、まぁ出来ないよな。俺は俺以外の何物でもないし、他人は他人に過ぎない。

自慢じゃないけど、俺がいなかったら君もまたいないんだぜ。君は、俺が認識することで初めて君として発現している。それは逆も然りだから、まぁそれなりに感謝はしているんだぜ。こう考えるのって身勝手かな? しかし、それは誰と比べて?俺は俺でしかないのに、わざわざ他人と比べるのって俺は立ち止まってみた方がいいと思うんだ。

だから、ごちゃごちゃ言わせないでくれ。俺が世界の、この不確かで歪な世界の、中心なんだ。中心、中心、中心!

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