原罪告白。

はい、私は夢で原罪をありありと見せつけられたのです。私は原罪を軽んじておりました。反抗期には、聖書を投げ捨てたことさえあります。そんな私に、神は原罪を再認識させたのです。私の夢へ闖入し、あのエデンの園での出来事を映画のように流したのです。私は目覚めて、涙を流しました。この私にも原罪が、避けがたい原罪が課せられているのです。

それがゆえに、私は暴れてしまったのです。錯乱してしまったのです。しかし、すでに原罪が課せられているというのに、そこに罪を重ねて誰が咎めることができましょう。だから、私は彼を殺してしまったのです。いや、神が殺したとも言えるのかもしれません。何もかにも、原罪が悪いのです。

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