メメント・モリ。
もしも地球が気まぐれにその自転を止めてしまったら、僕達は数百メートルも吹っ飛んでしまうらしい。もしも重力が反抗期に差し掛かり地球への加重を止めてしまったら、僕達は宇宙と一つになってしまう。
僕達は名前があったりなかったりする様々な法則の上で、何も知らないふりをして暮らしている。あるいは、その抗争の命を借りて、生きているに過ぎないかも知れないのだ。
死んだら何処に行くんだろう?子供の頃からずっと考えていた。その答えは、僕の中にあるのかも知れないし、僕を支える数多の法則にあるのかも知れない。memento mori。僕は確かに生きているみたいだ。