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マカロニえんぴつがアラサーの私にも響く理由

マカロニえんぴつが大好き!
(ボーカルのはっとりさん率いるロックバンド。
若者に支持されている。)

ライブに行くと圧倒的に私だけ年齢が高い…!
とはいえ、明らかに歳下のティーンのキラキラした笑顔を見るのも楽しい。

*マカロニえんぴつとの出会い

高校1年生の生徒に「ヤングアダルト」を教えてもらった。
(あっ、私は高校教師です。)
思春期の生徒たちはこんな歌詞に共感するんだねと思って聴いたら、はまっていった。
私は音楽のセンスがないので、歌詞ではなくて音楽性については語れないのだけど…奥田民生率いるユニコーンに影響を受けているということで、今時過ぎない音楽が良かったのもあるのかな?

*はっとりさんの描く歌詞の魅力

それでは、マカロニえんぴつ…はっとりさんの描く歌詞の魅力について、書いていきたく思います。

何よりも、どんな時でも、自己肯定感!!
これにつきます。

はっとりさんの描く歌詞は、何よりも自分を大切にするというくどいくらいのメッセージが込められています。

何曲か紹介しますね!

①ヤングアダルト
夜を越えるための唄が死なないように
手首から もう涙が溢れないように
無駄な話をしよう 果てるまで呑もう
僕らは美しい
明日もヒトでいれるために愛を集めてる

②青春と一瞬
誰にも僕らのすばらしい日々は奪えない
つまらない、くだらない退屈だけを愛し抜け
手放すなよ若者、我が者顔で
ずっと埋まらないくらいでいい
時間は少し足りないのがいい


③生きるをする
僕が僕を愛し抜くこと
なあ、まだ信じてもいいか?
どこへ向かう旅だとしても

④はしりがき
いざ無駄を愛すのだ!
生き止まらないように笑うのよ
素顔になれた気がした
ただあなたには自分を愛してほしいだけなのです

⑤なんでもないよ、
会いたいとかね、そばに居たいとかね、守りたいとか
そんなんじゃなくて ただ僕より先に死なないでほしい
そんなんでもなくて、ああ、よしときゃよかったか
「何でもないよ」
会いたいとかね、離さないから離れないでとか
そんなんじゃなくて
そんなもんじゃなくって、ああ何が言いたかったっけ
「何でもないよ」なんでもないよ、
君といるときの僕が好きだ

*歌詞を通して思うこと


①ヤングアダルト②青春と一瞬では、思春期の退屈さ、閉塞感、未熟さ、焦り、劣等感…などを美しいと肯定してくれている。

③生きるをする④はしりがきでは、日々の生活の中で自分を愛することの大切さを訴えかけているように思う。
人生のゴールはありのままの自分を愛すること!であるかのように感じる。

⑤なんでもないよ、はマカロニえんぴつで1番有名な曲♪
若者たちの間で分かりやすいラブソングとして広まったのではないかな?
(優里のドライフラワー的な)
初めてこの曲を聞いた時、「あーなるほど、流行りそう」と謎の上から目線で批評していたのだけど、最後に笑ってしまった!
恋愛の曲なのに、最終的にはいつものはっとりさん!
君といるときの僕が好きだ
自分を大切にしようというメッセージを感じる。

*思春期ではない私に響く理由

自我に振り回される思春期の甘酸っぱい日々が、かけがえのないものだと知っているから。

自分らしさって何だろう?
本当の自分でいたい。
こんな自分で生きるのがつらい。

そんな思春期らしい自我の悩みを吹き飛ばしてくれるような力強い「自分を大切にしよう!」というメッセージ。

はっとりさんもいい大人なので、きっとそんな愛おしい日々を慈しみながらも、そんな苦しみの中に生きる彼らにエールを贈っているんじゃないかな?

過去の自分を肯定してくれるような気持ちになると共に、
思春期の研ぎ澄まされた感性を思い出させてくれます。

ナルシストとか自分に甘いというよりは、
やっぱり自分を好きで、大切にしないと、
私たちは頑張れないと思うんです。

人に優しくするのも、夢に向かって頑張るのも…
全てまずは自分を愛してあげてからでないと出来ないって私は思う。
そういう気持ちにマカロニえんぴつの曲を聴いているとなれるんだよね。

ティーンではない、いい大人なあなたにも是非ともマカロニえんぴつをおすすめします!


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