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#2 日常に花を

梅雨が明けたと思ったら、容赦ない暑さが襲い来る毎日、、、
勘弁してくれ、、、

でも、洗濯物が数分で乾いてくれるので、それはそれでうれしい。

最近、バジルの鉢植えをいただいたので、細々と育てている。
すでにちょこんと3つ芽を出している鉢植え2つ。
これがまたえらくかわいくてしょうがない。

HSPだからなのか、はたまたただの私の性格なのかわからんけど、
私は植物を見るととても元気になる。

花束をもらうととてもテンションがあがるし、
鉢植えみたいな根っこのある子にもすごく愛着をもつ。

そんな植物に関するお話をしたいと思う。

おすそ分けのお花

3年ほど前まで、私は派遣でテレアポ(電話で商材を紹介して、営業さん用にアポイントを取る仕事)をしていた。

想像に容易いと思うが、はちゃめちゃにハード。
メンタル豆腐の私がよくやってたなと、今では自分を称えるばかりである。
この仕事のお話もいずれ書こっかな。

そんなハードな仕事だったけど、唯一の支えに同期の女の子がいた。
その子を職場ではリリーと呼んでいた。

同じ日に入社して、新人研修や指導も全部一緒に受けてきたリリーは、
第一印象はおとなしい控えめな子だった。

ところがどっこい、演劇が好きで、自身で空間演出などをするほど、
アーティスティックで刺激的な女の子だった。

ある日、リリーが初めて自身の個展をすることに決めたと言ってきた。
さすが行動派。
私は目から鱗だった。

私はその時期仕事の成績もあまり良くなくて、
これと言って楽しいこともなくて、なんだか気持ちが沈んでいた。
するとリリーが

「お花屋さんに行くけど来る?」

と誘ってくれた。
個展の作品用に使う生花が必要だったそうだ。

特に予定もなかったから私はついて行くと、
職場からの帰り道にそのお花屋さんはあった。

そのお花屋さんで私は、自分がこんなにお花にときめく人間だったのかと
一人で驚いていた。

私は自分用に黄色の大きなたんぽぽのようなお花を買った。
まぶしいビタミンカラーがにこにこしてこっちを見ていた気がした。

プレゼント用にお花を買ったことは何度もあるけど、
自宅用にお花を買うってなんだかドキドキしちゃうな、とこの時思った。

自分用に買ったお花ちゃんをほくほくと見つめながら、
リリーの買い物が終わるのを待っていると、
何色かのバラの花を束で買っていた。

「はい、おすそわけ。」

リリーは自分で買った花束の中から、
赤いバラを2本私に差し出した。

私はこの時の出来事が、例えようのないくらいうれしかった。

それまで鬱蒼としていた自分の中が、
ぱぁっと光が差し込んで明るくなっていったような、
本当に思いがけない出来事だった。

その日私は、宝物を見つけた子どものような気持ちで、
満員電車の中でもお花たちを大事に大事に抱えて帰った。

そして、すぐに水切りをして花瓶に生けた。

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姪っ子がくれた誕生日のイラストカードの横できらきら咲くこの子、
なんていう名前のお花か知らずに買ってしまったな。。。
ご存じの方教えてください。

しばらくの間、2本の赤いバラと黄色の大きなたんぽぽは
私の部屋を明るくしてくれた。

毎朝目が覚めるときには「おはよ~お水換えようね~」
仕事から帰ったときには「ただいま~元気にしてたか~」
と、まぁこんな調子で親ばかしていた。

花を飾るってめっちゃいい

今回はHSP・HSEにはあまり関係ないこと書いたような気もするけど、
実は関係ないこともない。

自分で簡単なルーティンを作ることって、HSP・HSEにとっては
すごくいいことだと思う。

もちろんそれがプレッシャーになってしまわないようにっていうのが
大前提ではあるけど、
少なくとも私個人にとっては、気軽にルーティンを作れたこと
育てる(生ける)という役割を担うことがすごくよかった。

まぁ植物も生き物なので、最終的には枯れてしまうものだから
その時ショックはショックなのだけど、

「命だから枯れてしまうこともあたり前。
 なるべく長く生きてもらえるようにがんばろ~」

私はこのくらいの気持ちでいるようにしている。

無責任とまではいかないけど、あくまで気楽に考えることを続けると
少しずつ慣れていけた気がする。

良かったらお試しあれ。

次回は今育ててるバジルちゃんたちのこと書く予定。
かわいがっているバジルたちに早くも悲劇が。。。

つづく。

植物 Awesome!

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