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31.マルクスアウレリウスからあなたへ、心に刺さるメッセージ

こんにちは!
いつもありがとうございます(*´ω`*)

今日は哲学の話をしようと思います。
哲学なんて難しそう!無理!と思った方もいるかもしれませんが、実はとても身近にある経験が、哲学だったりするんです。笑

みなさんはマルクスアウレリウスという方をご存知ですか?

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彼はローマ時代に5賢帝と言われた最後のローマ皇帝です。
マルクスアウレリウスは将来ローマ皇帝になれる家系に生まれ、沢山の有名な哲学者に教育され、哲学者として生きることを夢見て育ちました。

しかしマルクスアウレリウスの夢はかなうことなく、皇帝となりました。
皇帝となった後は移民に対する戦争が相次ぎ、自ら剣を取り戦場へ赴く傍ら、家庭では子供が次々と亡くなる事件が起きるなど、苦難の連続が待ち構えていました。ですが彼はそんな苦難を乗り越え、素晴らしい賢帝として一生を過ごしました。

そんな苦難の日々をどう乗り越えたのか?

今回は、そんな苦難の連続を乗り越えた彼の著書、「自省録」をご紹介します。

自省録は、瞑想により一日をゆっくりと振り返り、思ったことをノートに書き留めるというストア派哲学の手法に従って、マルクスアウレリウス自身が内省したノートを本にしたものです。

マルクスアウレリウスは、自省録の中で以下のことについてアドバイスをくれています。

自分には賢さも才能もないと思っているあなたへ

徳を磨き、欲を慎み、よい人間であることに賢さや才能は必要だろうか。
人間はみんな欲深い。その欲のすべてを改善しようとは思わなくていい。
まずは自分の欲望の対象を、自分がコントロール出来ることと、そうでないものに分け、自分次第でどうにかなるものを、出来る範囲内で集中して戒めて生きることが大事なのだ。
何をしても上手くいかないと思うあなたへ

誰だって上手くいかない日はある。ただし、それで怒ったり落ち込んだり不満を持ったりしてはいけない。
たとえ上手くいかなかったとしても、自分の行いが人としてふさわしいものであれば、これでよかったと思えばいい。
失敗に打ち負かされたのなら、再びその場所に戻ればいい。何より今あなた自身が、もう一度チャレンジしようと立ち上がり、元居た場所に戻ろうとしているそのことを認めてあげようではないか。
朝起きるのがつらい時は、これを思い出すといい。

人間の務めを果たすために、自分は起きるのだ。
もちろんこの寝床で寝ることは心地よいだろう。ではあなたは心地よい思いをするために生まれたのか、物事を受け身に経験するために生まれたのか、それとも行動するためだろうか。

アリやクモやミツバチを思い出すといい。
彼らは自らの務めを全うして生きているではないか。
それなのにあなたは自分の務めを果たすのが嫌なのか?
もちろん休息は大事だが、限度を超えてまで休む必要はないだろう。
自然に従って生きている方が、あなたにとって心地よいものだということを忘れてはならない。

人間の弱さを認めながら、人として本当に大切なことを教えてくれる言葉ですね。
最後に、こちらをご紹介します。

人間関係に悩んでいるあなたへ

あなたを悩ませているのは、世間からの評価や人間関係といった外的な理由ではなく、それに対するあなたの考え方や判断ではないか?
苦痛が単に自分の心の持ちようであるなら、それを解決できるのもあなた自身なのだ。
だったらなぜ行動しない?
なぜその苦痛を自分から取り除こうとしない?
他人からの目線や評価に心を乱されず、自分にコントロールできることをし続ければいいのだ。

思い通りにならないことって世の中沢山ありますが、
自分の考え方や行動次第で大きく結果を変えていけるものも実はたくさんあります。
大事なことは思い通りにならないことを嘆くことではなく、
今の自分の状態をちゃんと受け止めて、自分のコントロールできることに焦点を当てて行動することだなと思いました(*´ω`*)

哲学になると少しアツくなってしまいますが、、、笑
長文お読みいただきありがとうございました。

ではまた👋

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