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LGBTQの"Q"とは


こんにちは、LGBTの業界で仕事をしていると、
LGBTQの"Q"について分からない。と質問されることがあります。
最近はLGBTQ+と表現されますが、そこまで広げるつもりはありません。
Qについて説明いたします。意味が2つありますので、そちらの違いもお教えいたします。


クィア(Queer)

「クィア」は、性別や性的指向についての枠にとらわれない広い概念を指します。
例えば、異性愛や男女という二元的な枠に収まらない人たち、自分のアイデンティティが流動的だと感じる人たちが含まれます。

以前は「クィア」という言葉は侮蔑的に使われることが多かったですが、最近ではポジティブな意味に変わり、自分らしさを大切にするための言葉として使われています。
つまり、ジェンダーやセクシュアリティに対する柔軟な考え方を表す言葉です。

〈問題〉
「クィア」という言葉が、まだ一部の人々にとっては侮蔑的に感じられることがあります。
例えば、ある学校の教育現場で、「クィア」という言葉が生徒に説明された際、親や一部の保護者から「不適切な言葉」として反発されるケースがありました。
彼らは、過去のネガティブな使用例に基づいて、言葉の意味が変わったことを理解していない場合があります。

クエスチョニング(Questioning)

 自己探求の過程
「クエスチョニング」は、自分の性別や性的指向についてまだ確信が持てない、または探している状態を指します。
誰もが自分を理解しようとする過程があるのは自然なことです。

〈問題〉
クエスチョニングの状態にある人たちが、適切なサポートを受けられない場合があります。
特に若い人たちが自分のアイデンティティについて悩んでいるとき、周囲の理解やサポートが不足していると、孤立感やストレスが増すことがあります。
具体例〉
イギリスのある地域では、*ティーンエイジャーが自分の性的指向や性別について悩んでいたが、学校や地域社会でのサポートが不足していました。
その結果、彼は精神的に非常に辛い状況に直面し、結果的に自殺未遂を起こしてしまいました。
このケースは、クエスチョニングの過程にある若者への支援がいかに重要かを示しています。

*ティーンエイジャー(英語: Teen-ager)とは、13〜19歳の少年少女を指す言葉である。

まとめ


クィア(Queer)
: 自分の性別や性的指向が固定されていない、多様で自由なアイデンティティを持っている人。
クエスチョニング(Questioning): 自分の性別や性的指向についてまだ確信が持てず、探求している途中にある人。

以上となります。今回は堅苦しく書きましたが、普段はゆる~く記事を書いております。わかりやすく記載をしたつもりですが、難しい内容ですので、理解はせずに、「あ~こういうことなんだ」ってなんとなーく頭の片隅に置いていただければと思います!!

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