自己矯正記13 「伝えるために必要な力を認識する」
とある介護事業所で責任者をしなから失言がなければトーク力のある男、ryuです。
語彙力とは何かご存知でしょうか?
時々「たくさんの言葉を知っていること」と誤解される方もいますが、正確には
「多くの言葉を正しい意味で正しい文章で使う力」
だったかと思います。
つまり文章力や一般教養も含めた言葉遣いができる人を「語彙力の高い人」と言います。
私も決して知識豊富ではありませんが、人に説明する機会も多いため、できるだけわかりやすい比喩表現や言葉に落とし込めるように心掛けており、語彙力の高い人には憧れがあります。
『比喩表現の難しさ』
人はそれぞれ違う価値観や感覚を持って生きています。
自分の伝えたいことを相手にわかってもらうときには「共通の価値観や感覚」を通して伝える比喩表現が便利です。
ちなみに私の口癖は「例えば」です。
しかしこの比喩表現も語彙力無くしては成立はしません。加えて必要なのは客観視です。
食レポなんかがいい例かと思います。
美味しさを伝える「語彙力」
相手の価値観に落とし込むための「客観視」
この二つが揃わなければ難しいですよね?
以前ぐるナイのゴチで千鳥のノブさんが言った喩えには脱帽でした。
料理を食べて「すごく繊細な味」と言った時に共演者に「どのくらい?」と聞かれ
千鳥ノブ「King Gnuの歌い出しくらい繊細」
テレビの前の私
「めっっっっっちゃ繊細!!!!www」
みんなが知ってると理解したKing Gnuを使う客観視!
歌声でも曲名でも無く「歌い出し」という言葉のチョイス!
そして素晴らしいお笑いパワー!!
これが「語彙力の高い人」ということですよね。
「変換力はどこでも役立つ」
先程のKing Gnuが良い例ですが、
「味」→「繊細」→「King Gnu」→「歌い出し」
と味から歌い出しに変換するのは、ラッパーが韻を踏むのに似ている気がします。
比喩表現は別のものに置き換えて説明をする技法です。
昔は馬鹿にしていた親父ギャグの上位互換がラップや謎かけで、「ダブルミーニング」(一つの言葉に二つ以上の意味を持たせること)で語感も良いと技術の高さがわかりますよね。
ここで言う変換は「共通点のあるものに置き換える」という作業です。
砕いて言えば「似てるものを探す作業」かも。
言うまでもなく置き換える先の情報がないと意味がないので、それ相応の知識も必要不可欠となります。
慣れると直感的に似たものへイメージがつながるようになり、例え話に限らず仕事や日常の悩みなんかを似たものに置き換えて解決することもできます。
何かを見て何かを連想する。
自分の経験値の中から現状を打破するための経験を引っ張ってくる作業ですね。
私は昔から無意識に「あ、アレに似てる」と思うことがよくあり、割と的確な置き換えができる自信があります!
さて、まとめです。
面倒な言葉で書きましたが、こんなことは普段誰でもしてることです。
わざわざ小難しく書いたのは、自分のしている作業がなんなのかを細分化して理解するため。
それを知っておかないと「どうすれば向上するのか」がわからないからです。
何かを伝える時に「例えば」が口癖の私ならではの考えでした。
結論は
「たくさん言葉を覚えて見聞を広めて経験値を貯める」
ことが伝え上手の第一歩。
毎度短くしようとしても長々と書いてしまいすいません。
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