幸せは「なる」ものなのか?
幸せは「なる」もの?
日本語には「幸せになる」という言い回しがあります。
小さい頃からなんの違和感もなく使い続けていますが、よ~く考えてみると「なる」で合ってるのかな...て思いません?
そんな中、ビビッとくる答えに出会いました。
しょこたんが出ているラジオで、パートナーの山田五郎さんが言った言葉でした。
※だいぶ前なので以下リンクの回ではありません。
幸せに「気づく」とか、幸せを「拾う」っていう表現、なぜかシックリきますよね。
なんでかなーと考えてみたときに、まず幸せは恒常的な状態ではなく、その瞬間あるいは一定の時間だけ感じる断続的なものであると言えます。
よく「結婚して幸せになろう」というセリフがありますが、幸せってポイントが一定以上貯まったら幸せエリアに突入してその後ずっと持続するわけではなく、
日々の中で幸せに気づいた回数、あるいは幸せと不幸せのバランス具合によって、総合的に「幸せ」と感じるものだと思うんです。
そう考えたとき、自分が幸せになれるものや状態を知り、それを身の回りに増やしていくという作業は、自分が幸せだと感じるためにとても大事なことなのかなと思ったりするわけです。
お金と幸せ
この永遠の問いにめちゃくちゃ的確な答えを返しているのが、このnote記事です。
私も金持ちになりたいという願望はないのですが、最低限生活を回していけるだけのお金はほしいと思っています。
日々生きていくための食費や家賃や通信費等、最低限のお金がない、あるいは近いうちになくなるという状態が、どれだけ精神的に苦しいか知っているからです。
仕事が決まらず、30万円あった貯金が底を尽きかけてしんどかった経験があるからです。
初めに書いたように幸せに「気づく」・「拾う」ためにも、最低限のお金は必要です。
アルパカ社長さんの記事にマズローの欲求段階の話が出てきますが、日々の生存や生活の安定が危うい状況で幸せアンテナの感度を保ち続けるのは簡単ではありません。
それに、純粋な幸せよりも、欲望・渇望が満たされた一時的な喜びや安堵の方が多くなる気がします。
この資本主義社会においてお金は、幸せアンテナの感度を上げておくための重要な役割を果たしていると言えます。
幸せにならないといけないのか?
私は、生きることに意味は必要ない・無理に目的を見いだす必要はない派です。
以前とある勧誘を受けたときに、このように言われたことがありました。
それが何の勧誘だったか、人柄がどうだったかとかはこの際どうでもいいのですが、
ただただ「幸せになるためだよね」という解釈に強烈な違和感を覚えてしまったのです。
生きることに意味など必要なのでしょうか。
何にでも意味を見いだそうとするのって、良くも悪くもすごく人間的ですよね。
松屋で牛丼を食ってうめ~!と思う。あー生きてるなあ。
これでいいじゃないですか。
※うまい牛丼を食べるのは幸せです。「生きてりゃ幸せを感じたくなるよね」は私も否定しません。ただ、幸せになるために生きているかと聞かれるとそれは違うと答えます。幸せを目指すことを原罪のように背負う必要はありません。
生きる意味や目的や理由ってどうしても考えてしまうし、見いだすことに喜びを感じる人もいると思います。
でも、生きる意味を考えることによって息苦しくなってしまうのであれば、意味なんかいらないよねと開き直ってしまった方がいいと思います。
なんかわからんけど今日も生きてるわ。なんかわからんけど牛丼がうめえな。
それだけでいい、と言いたいです。
結婚について思うこと
恋愛は大きなプラスが魅力的で付き合うけど、結婚は小さなマイナスが少ない関係性の方が長続きする、という話を聞いたことがあります。
なるほどなあとわりと腑に落ちたのですが、これも冒頭の話と繋がってきそうです。
冒頭で、幸せは継続的な状態ではなく断続的に感じたものの総合評価であり、幸せだと思った回数・時間やそれらの不幸せとのバランス具合だと書きました。
それを今回のパターンに当てはめると、
・結婚後は恋愛と比べて劇的でドラマティックなプラスは減る
・結婚前は気づかなかった細かな嫌な部分(マイナス)がだんだん見えてくる
という傾向があるでしょうか。
結婚直後は一時的な高揚感で乗り切れるかもしれませんが、放っておくと総合バランスが不幸せ側に崩れてしまいそうです。
だからこそ、日常の小さなマイナスが少ないことで、全体の幸せ度が大きく崩れるのを回避できるのかもしれません。
あと完全に余談なのですが、私は樹木希林さんのこの言葉が好きです。
ドキュメンタリー映画か何かだったと思うのですが、そんなことを仰ってました。
ふふっとなりますよね。
結婚について語る声は世の中にごまんとありますが、けっこう本質なんじゃないかなと思ったりしています。
以上、幸せについて語る回でした。
'22/06/05 最終更新
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