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バイヤーのお仕事/小売雑記

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バイヤーの仕事を通じて日々感じたあれこれや小売に関する雑記
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記事一覧

オンラインに必要なもの

昨今の社会情勢により、商談の形が大きく変わった。 バイヤーが行う商談は、簡単に言えば、…

宣伝しない宣伝

これからの小売において、大きく役割が変わるもののひとつは、プロモーション(宣伝)である。…

大衆品と実用品

日本のチェーンストア理論の祖、渥美俊一氏の提唱する品揃えの概念に「大衆品」と「実用品」と…

今求められる、ブランドプロデュース力

前回の記事で、これからは小売においても、体験が重要になり、今後は小売がエンタメにシフトす…

体験にシフトするには

前回及び前々回の記事で、これからの小売はプロダクトよりもコンセプトが重要になり、 体験が…

これから小売が提供するもの

前回の記事で、これからの小売においては、プロダクト(製品)よりも、コンセプト(概念)が重…

リアル店舗の価値

オフライン店舗は今、大きな分岐点に立たされている。 成長性については、人口減少による国内市場の停滞に加え、頼みのインバウンドも昨今の社会情勢で先行き不透明になった。 また事業特性として、物理的なスペースの制限があるオフライン店舗は、品揃えの豊富さにおいては、ECに勝ち目はない。 人件費や家賃を店頭の売上だけで賄おうとするリアル店舗のビジネスモデルは、もはや限界に来ている。 リアル店舗が生き残る唯一の方法は、何かに特化した専門店・スペシャリティストアにシフトする

オンラインというバックヤード

小売の商品分類の考え方に、アイテムとSKUという分類がある。 アイテムは、シャツやジャケッ…

これからの、顧客と店舗の関係

顧客と店舗の関係は、時代によって変化してきた。 戦後から現在にかけて、GMSやショッピング…

「何ができるか」から、「どう変わるか」へ

商品を顧客に提案するときは、「この商品は〇〇ができる」と表現することが一般的である。 …

決断疲れを取り除く

小売の世界では有名なジャムの実験がある。 スーパーの試食コーナーで、片方のテーブルには…

マーケットの開拓者

バイヤーの仕事は大別すれば、2つに分類できる。 既存商品の調整と、新商品の開拓である。 …

「売る」の見直し

店舗における接客は、近年はどちらかというと、ネガティブな文脈で語られることが多い。 ア…

攻略本のある世界で

オフラインでの活動が制限されたことで、小売のEC進出はますます加速することになる。 実際に今回の事態が後押しとなり、新しくECを始めるブランドも増えてきている。 既存の小売や飲食店にとっても、リスクヘッジの手段として、ECの在り方を再認識することとなった。 一方で、オフラインのデジタル化も進んでいく。 すでに中国では、生きたロブスターをデータ化することも可能になっている。 日本でも、東急ハンズがNTTと共同で、商品のマッピングサービスの開発に着手している。