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■No.24「はじめに」①

公立小学校教師の古舘良純です。この度、「教師と子どもを育てる学級通信」という書籍を書かせていただきました。明治図書さんから発売になります。そこで、「はじめに」部分をちょっとずつ紹介しようと思います。

また、情報が更新され次第お知らせしようと思います。応援、よろしくお願いします!

はじめに

 こんにちは。古舘良純(ふるだて・よしずみ)と申します。
 共著では数冊の発刊に携わらせていただいたことがあります。しかし、単著はこれが初めてです。一人で本を書きあげる作業は大変孤独なものだ……と感じながら、コロナ禍の夏にかけて書かせていただきました。

 この本は、

学級通信が子どもを育てるだけではなく、教師の成長も支える

 という点を重視して書いています。つまり、「学級通信を発行する」ことが目的ではなく、「教師自身の力量形成のために学級通信を書いてみませんか?」というスタンスで書かせていただきました。

 私自身のキャリアの半分以上は、6年生の担任です。第3章の実物を見ていただければわかると思いますが、通信の内容も高学年に向けて発行したものが多く、「書く参考にしたい」と思っている方にとって、期待に添い切れない本かもしれません。しかし、「学級通信を発行することによる教師の成長」を、基本コンセプトにしていますので、そのつもりでお読みいただければ幸いです。


そんな私は、学級通信を発行すること自体に抵抗感があります。発行せずに済むのであればそうしたいと思うことがあります。


 そもそも、私が本格的に学級通信を発行し始めたのは、当時(2年目)の学年主任の一言だったからです。私自信が発行したくて書き始めたわけではありませんでした。(今となっては感謝しかありません!)

 毎日、毎週、時間を割いて書き、学年主任や管理職の検閲を受け、直し、印刷し、配付して読み聞かせる。こうした一連の流れが、学校現場ではどれだけ手間のかかることか、想像すればお分かりになるでしょう。


 特に、私が若い頃は直しが多く、管理職から「朱書き」された通信にテンションが下がることもたくさんありました。生徒指導やトラブルによって休み時間が削られ、昨晩必死になって書き上げた通信を出せずに子どもたちを下校させてしまう日も少なくありませんでした。

どちらかと言えば、学級通信を発行する大変さやコストを強く感じていました。

以上、初回の「はじめに」でした。こんな私がなぜ学級通信を書き続けてきたのか。今後も紹介していきます。よろしくお願いします♫


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