ふるだて せんせい(38)

公立小学校教師です。ヘッダー画像1段目は共著「ちょこっとスキル」と菊池道場での共著「菊池省三365日の学級経営」「白熱する教室を創る8つの視点」です。学級通信の紹介や解説をしていきます。また、「ちょこっと」シリーズの具体的発動例や解説もしていきます♫

ふるだて せんせい(38)

公立小学校教師です。ヘッダー画像1段目は共著「ちょこっとスキル」と菊池道場での共著「菊池省三365日の学級経営」「白熱する教室を創る8つの視点」です。学級通信の紹介や解説をしていきます。また、「ちょこっと」シリーズの具体的発動例や解説もしていきます♫

最近の記事

■No.26「はじめに」③

公立小学校教師の古舘です。この度、「教師と子どもを育てる学級通信」という本を書かせていただきました。明治図書さんから発売になります。そこで、「はじめに」部分をちょっとずつ紹介しようと思います。(全6回!長い!) また、書籍に関する情報は随時更新していきます。 応援よろしくお願いします! はじめに(No.25,No.25の続き)  書いている時間は、学級のこと、子どもたちのことだけを考えていました。時間が経つのを忘れ、何度も読み返して修正していました。ある意味、「管理職通

    • ■No.25「はじめに」②

      公立小学校教師の古舘良純です。この度、「教師と子どもを育てる学級通信」という書籍を書かせていただきました。明治図書さんから発売になります。そこで、「はじめに」部分をちょっとずつ紹介しようと思います。 情報は随時更新していきます。 応援、よろしくお願いします! はじめに(No.24の続き)  しかし不思議なことに、学級通信に関する書籍が出回ったり、SNSで情報を発信したりと、学級通信を発行する方は後を断ちません。それどころか、タブレットを使って手軽に作成できるようになった

      • ■No.24「はじめに」①

        公立小学校教師の古舘良純です。この度、「教師と子どもを育てる学級通信」という書籍を書かせていただきました。明治図書さんから発売になります。そこで、「はじめに」部分をちょっとずつ紹介しようと思います。 また、情報が更新され次第お知らせしようと思います。応援、よろしくお願いします! はじめに  こんにちは。古舘良純(ふるだて・よしずみ)と申します。  共著では数冊の発刊に携わらせていただいたことがあります。しかし、単著はこれが初めてです。一人で本を書きあげる作業は大変孤独な

        • ■No.23 「天才丸つけ」

          以前、オンラインで朋彦とちょっとシリーズの打ち合わせをしました。やはり僕らのポジションは「へっぽこ路線」だろうということがわかりました。笑 例えば、「#ちょこっとスキル」や、今予約開始中の「#ちょこっとアイテム」では、「明日使える」というのが売りなんですよね。よく言えば「再現性」が高く、悪く言えば「あるある」のスキルやアイテムなんです。 僕らがやろうとしているのは、そういう「当たり前のコト」を、きちんと意味づけて、子どもたちにフィットさせるためにはどうしたら良いか、どうし

          ■No.22「ちょこっとスキル」の駆動原理

           11月15日(日)の夜にオンライン講座に登壇しました。函館の藤原先生主催の「第2回オンライ学校の職員研修」です。「ちょこっとスキルの駆動原理〜そのスキル、OSはなんですか?〜」というテーマで行われ、共著を一緒に書いた髙橋朋彦と二人でお話しさせていただきました。まず、こうした企画を立ち上げ、お声がけくださった藤原先生に感謝いたします。本当にありがとうございます。  今回は、そのオンライン講座で伝えたかったこと、伝えきれなかったことをまとめて発信したいと思います。 髙橋朋彦

          ■No.22「ちょこっとスキル」の駆動原理

          ■No.21 ノートの『点数化』

          黒板に書かれた内容を「写すだけ」のノートは、「きれい」なノートにはなるかもしれませんが、「その子にとってわかりやすく」「その子らしい」ノートにはなっていかないかもしれません。 黒板には、最低限必要な知識や情報を書きますし、子どもたちの意見のつながりを見える化できるように工夫します。しかし、子どもたちを一人の学び手として育てたいと考えるとき、「丸写し」から少しずつ脱却していく必要があるでしょう。 そこで、教室に取り入れたい「ちょこっとスキル」があります。それが、「ノートの点

          ■No.21 ノートの『点数化』

          ■No.20 教室の「ぴったり目印」

          コロナ下での「ソーシャルディスタンス」もそうですが、ずっと以前から机が整うといいなあと考えています。机が整うと、姿勢もピシッとする気がしているからです。事実、姿勢が崩れがちな子は、椅子を動かさずに机を動かして自分の都合良い場所にセットします。…ずれていきます。 そんな時、やはり机の基準となる目印があると便利だと感じます。 もちろん、周りを見て合わせて揃える感覚を身につけることも大事です。でも、そもそも揃っている感覚を味わせてからではいけないのでしょうか?そこで「ぴったり目

          ■No.20 教室の「ぴったり目印」

          ■No.19 子ども目線での「黒板確認」

          若い頃、授業研の前日には、当日と同じ授業の黒板を作っていました。そして、「課題はここ」「まとめはここ」「資料はここ」という目印を、黒板に鉛筆で書いていました。 今はもう、十数年分なりの板書技術はあると思いますし(だからと言って手を抜いているわけではない)、それなりに臨機応変に板書を組み立てていくこともできます。 そこで大切にしているのが、子どもの目線で「黒板確認」することです。 若い頃、鉛筆で目印を入れた黒板通りに作ることだけを目的に授業を進めていました。「次はここ、次

          ■No.19 子ども目線での「黒板確認」

          ■No.18 「対話術」から「体話術」へ。

          授業中、とにかく身体を使って子どもたちとのやりとりを視覚的に行うように意識しています。「体」(たい)話術です。その微細意識、技術を解説します。 ①教卓はなるべく端に寄せておきます。 ②黒板の幅で歩き、何往復も横移動します。 ③おへそは常に教室の中心に向けておくようにします。 ④廊下側なら左手を、窓側なら右手をよく使います。 ⑤手を横へ動かしながら、「時間」や「移動」や「変化」を表現します。 ⑥手を縦に動かしながら、「高さ」や「価値」や「レベル」を表現します。 ⑦両手を天秤に

          ■No.18 「対話術」から「体話術」へ。

          ■No.17 学級通信 05号 紹介

          学級通信は「出すこと」より、「書けること」の方が大事だと思っています。 つまり、私の考える学級通信の意義は教師の力量形成です。 例えば、運動会の事実を1組と2組の先生がそれぞれ書いたとします。しかし、何を取り上げるか、どう表現するか、写真を添えるかどうかなど、通信の質は変わってくるはずです。 「発行した」という事実は同じですが、「どう書いたか」を問われることはほとんどありません。 世の中には、「学級通信を出しています!」という発信はありますが、「こんな内容で書きました

          ■No.17 学級通信 05号 紹介

          ■No.16 学級通信04号 紹介

          昨晩からの流れ 21:30〜24:30 オンライン座談会 1:00〜3:00 半沢直樹2週分視聴 3:00〜5:30 原稿執筆・レポート執筆 6:00〜7:30 学校で校内研修関係の事務仕事 7:45〜   スターバックスでnote ←今ここ オンラインで頭がフル回転し、半沢直樹で心がグツグツ煮え、一睡もできませんでした。笑 【ダンデライオン 〜一面に咲くタンポポの花〜 04号】①導入 5月半ばを迎えました。6年生になり、登校日数は25日目を終えました。最近、男女関係な

          ■No.16 学級通信04号 紹介

          ■No.15 学級通信03号 紹介

          岩手県は、1学期の登校日数が73日間ありました。 その中で、週1回の学級通信を発行し、14号まで発行できました。 ■No.11で01号、■No.12で02号を紹介してあるので、03号からの紹介になります。ちょこっとずつ、通信の内容を紹介していきます。 ①導入 月が新しくなった初日に席替えを行うことにしています。5月は1日が初日でしたので、すでに先週終えています。  隙間時間に学級役員を呼んで話し、「どうすべきか?」と聞くと、即答で「くじにしましょう!」と返してくれました

          ■No.15 学級通信03号 紹介

          ■No.14 「学級通信」は出さなくても良い?!

          久しぶりの投稿になりました。 #ちょこっとスキル 著者の古舘です。 先日、岩手県でもコロナウイルス感染確認がされました。 まあ、やることは変わりません。県や市、自治体や管理職の判断に従いながら進みます。 さて、休校が続いたり、分散登校や午前登校の中で「学級通信」を書いている人が多いようです。 心温まる素敵な事実に、「やっぱり先生っていいなあ」と思います。 そんな中、今日のテーマは、 です!! 1. 「学級通信」を出さないと気まずくなる何度聞いたことでしょう。「

          ■No.14 「学級通信」は出さなくても良い?!

          ■No.13 「学級通信」はこうして学んだ!

          No.1でも紹介していますが、私にも「初めての学級通信」があります。誰に習ったわけでもなく、感覚で書きました。その時は、 を書くことで精一杯でした。 A4の下半分をどう書こうか迷い、何度も書き直して起案したことを今でも覚えています。 ■きっと誰もが「独学」からスタート学級通信は、義務でもありませんし、「書かなくても良いもの」です。きっと、書こうと思う人はそれなりの思いがあり、書く中で「書く力」をつけていくのだと思います。私もそうでした。 その中で私が身につけたこと(自

          ■No.13 「学級通信」はこうして学んだ!

          ■No.12 学級通信02号 発行

          いよいよGWですね。と言っても、外出は難しく、家庭で過ごすことがほとんどになりそうです。本に親しめ。子どもたちのノートに向き合え。そして、よく寝ろ!と言われているようです・・・。 さて、週に一度の学級通信も2号目を迎えました。 全文紹介します。 授業や連絡だけではない、「生活感」を伝えたいと考え、「給食」や「掃除」などの場面を切り取ってみました。 ■前書き あっと言う間に五月を迎え、明日からゴールデンウィークです。国語では、「二十四節季」について調べました。暦の上では、

          ■No.12 学級通信02号 発行

          ■No.11 令和2年度 学級通信01号 発行

          今年度の学級通信を発行しました。 タイトルは「ダンデライオン」です。 その理由については、本文で説明しています。 こうした社会状況、学校現場の状況の中で、色々なことを考えました。 しかし、目の前に子どもたちが元気よく登校してくる以上、今できることを一生懸命したいと考え、発行しました。(発行イメージは最後にあります。) ■全文紹介①(前書き) 桜の花も満開を迎え、いよいよ令和二年度も春を実感する季節となりました。保護者の皆様には、日頃より学級に対するご理解ご協力をいた

          ■No.11 令和2年度 学級通信01号 発行