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■No.18 「対話術」から「体話術」へ。

授業中、とにかく身体を使って子どもたちとのやりとりを視覚的に行うように意識しています。「体」(たい)話術です。その微細意識、技術を解説します。

①教卓はなるべく端に寄せておきます。
②黒板の幅で歩き、何往復も横移動します。
③おへそは常に教室の中心に向けておくようにします。
④廊下側なら左手を、窓側なら右手をよく使います。
⑤手を横へ動かしながら、「時間」や「移動」や「変化」を表現します。
⑥手を縦に動かしながら、「高さ」や「価値」や「レベル」を表現します。
⑦両手を天秤にしながら、「比重」や「揺れ」や「対立」を表現します。
⑧腕組みで「悩み」、頭を抱えて「面白がり」、手を合わせて「気づき」を表現します。
⑨薬指に力を入れる感覚で、指先までピンと力を入れるようにしています。
⑩掌を動かすときは、目の前の空間に、2次元の四角や丸、3次元の箱や球があると想像し、その縁をなぞるようなイメージで動かします。

究極は、音声がなくてもやりとりが成立するような「チャップリン」の世界を授業に取り入れるイメージです。(例えが究極すぎてすみません!)

非言語コミュニケーションを大切にすることはわかっていても、その微細技術的な部分は「暗黙知」です。

今回は、主に「手」「掌」「腕」を使うイメージの使い方でした。こうやって自分の中で細かな発動レベルを意識して身体化すると、教室でも「ちょこっと」の感覚で使うことができます。

今回のスキルは、「授業の腕をあげる ちょこっとスキル」に掲載しています。赤の方です。笑(ただし、ここまで細かくは書いていませんが・・・)

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