見出し画像

■No.21 ノートの『点数化』

黒板に書かれた内容を「写すだけ」のノートは、「きれい」なノートにはなるかもしれませんが、「その子にとってわかりやすく」「その子らしい」ノートにはなっていかないかもしれません。

黒板には、最低限必要な知識や情報を書きますし、子どもたちの意見のつながりを見える化できるように工夫します。しかし、子どもたちを一人の学び手として育てたいと考えるとき、「丸写し」から少しずつ脱却していく必要があるでしょう。

そこで、教室に取り入れたい「ちょこっとスキル」があります。それが、「ノートの点数化」です。

①「文字が美しい!10点!」
②「マスからはみ出ていない!10点!」
③「定規を使って書いている!10点!」
④「吹き出しで説明を加えている!10点!」
⑤「文字の色を工夫して書いている!10点!」
⑥「先生が言ったことを書き加えている!10点!」
⑦「大切だと思っている部分を太字にしている!10点!」
⑧「余白にキーワードなどをまとめている!10点」
⑨「友達と相談して考えたことを書いている!10点」
⑩「これはあなたにしか書けないノートだ!10点」

上記のような、とにかく子どもたちのノートの美しさや工夫をどんどん加点していくのです。もちろん、そのためには、教師が本気でノートに向き合い、子どもたちが何を考えて書いているかを深読みし、超具体でほめていく必要があります。

「テストは100点」という、ある意味固定観念的な上限が存在しているように感じます。しかし、加点法でいけば上限はなく、100点でも200点でも狙えます。

「あ、ノートってそうやって書くんだ。」
「こんなことも書いていいの?」
「え?友達のノート見てみたい!」

そんな感化が広がる教室を目指したいと考えています。タブレット化が進みますが、それまではノートの可能性を最大限引き出せるような指導の修正改善をしていきます。

今回のスキルは、「授業の腕をあげる ちょこっとスキル」に掲載しています!

画像1

ちょこっとシリーズ第3弾

 『教室の願いをかなえる ちょこっとアイテム』

上のリンクから予約できます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?