私のZwift小屋 My Pain Cave その8
軒天
軒天には専用の板材があるが、面倒だし素人だから気にせず普通のベニヤを貼ってしまう。前の小屋のときはこれすらできなかった。やればいいだけなんだけど、高さもあるし斜めだったりして結構面倒くさい。
なるべく場所を有効に使いたいからと、敷地の隅目一杯まで寄せたものだから足場を組むのもきついし、乗って上むきに軒天を施工するのもだいぶキツい。よくお隣さんちに落ちずに済んだものだ。
これで屋根周りは完成したので先に塗装を済ませておく。軒で陰になるところが明るく見えるように白で。母屋もそんな感じになっているのでちょうど良い。これまた狭いところでの上向きの塗装作業だからだいぶ辛い。
スマートローラー
ちょうどこの頃、最初のコロナショックが訪れたのだった。急遽会社が「全員リモートワーク!」ということになり、これ幸いと浮いた通勤時間をもっぱら練習に注ぎ込むようになった。ライブラリにもワトピアの写真が増えてくる。
ローラーに乗る頻度が高まって、気になるのがクラシックローラーの騒音問題だ。ゆるゆると回している分にはさほどでもないが、ガシガシとパワーをかけ始めると指数関数的にギュイーンと凄い音になる。嫁さんにも「時間帯を気にしろよ」と注意される。
となると俄然欲しくなるのがダイレクトドライブのスマートローラーだ。当時から既にTacxのネオ、WahooのKickrなどがよく知られていたが、第三勢力的に現れたサリスのH3がちょうどワイズロードでキャンペーンで特売されているのを見つけ、渡りに船と飛び乗った。サリスは今まで使っていたパワータップの後継企業であるから、パワー精度に問題はないだろうという読みである。
さっそくローラー専用機と化しているクロモリチネリもどき号をセットして走ってみる。おお・・・なんと静かなんだ・・・ほとんどチェーンの駆動音しかしないではないか・・・しかもメイチで踏み込んでもさほどうるさくなるわけでもない。これは・・・いいものだ・・・
しかも(わかってはいたことだが)Zwift内の仮想コースの勾配に応じて負荷が変わる。これは思った以上に効果的だった。リアルライドでも、登りでは勾配に応じて踏み込んだり、下りはちょっと足を休めたりということがあるが、クラシックローラーでは常に負荷一定(自分で変えられるけど、面倒)だったのとは全く感覚が異なり、かなりリアルな走行感が得られる。
物置小屋
そんなこんなで、外壁を残したままZwiftに大ハマりしてしまったので、ますます作業は滞ってしまった。月日は4月、5月とどんどん過ぎ去っていく。その間だいぶ買い足した工具や資材を軒下やら小屋の空きスペースに置いていたが、流石に整理しないと話にならないということで、一念発起して物置小屋を作ることに。
これでスライド丸鋸や折り畳み作業台をはじめとする道工具類を一切合切収納できるようになってだいぶスッキリした。ただし、これだけでも週末を数回使う羽目になっている。
見切り材
外壁は母屋と同様に鎧貼りにする予定で、四隅や窓の周囲に見切り材をつけるのでその算段をだいぶ迷った。普通は鎧貼りの上からかぶせるようにするものだが、1x4でも厚みが出すぎるし、鎧貼りの端面に隙間ができるのも嫌だったので結局先に2x4で見切り材を付けておくことにした。
この頃になるとだいぶ作業の終わりが見えて来ているので、余計な材を買い足さずに余っているやつを継ぎ合わせたり、1x4を重ねたりしてだいぶセコイことをしている。なーに色を塗ってしまえばわからないから気にしない。
外壁材
そしてついに最終行程の外壁貼りを開始する頃にはすっかり夏になっていた。完全に1年越しである。この夏休みのうちに何としても完成させておきたい。
夏休みフル稼働して、ついに最後の一枚を貼り終えたときの達成感といったら・・・「ッシャアアアア」と1人ガッツポーズを決めたくらいである。
ついにこれで外壁まで完成した。長い道のりだったが、ついにやり遂げた。この小屋としては1年がかりだが、前の小屋からやり残したことを考えると20年越しの夢がようやく叶った気分だった。冷静に考えるとそこらじゅうにアラはあるし、もっとこうすれば良かった、というところもたくさんあるが、ほぼ思い描いていたとおりの小屋が出来上がったことがめちゃくちゃ嬉しかった。
これで長らく続いた小屋作りレポートも完了・・・としたかったが、もう少し残りの作業があるので次回が最終回。
つづく
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