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フェミニズムの目覚め

7.2.2019

Das Erwachen des Feminismus
フェミニズムの目覚め

今日から年に一度の映画の祭典「ベルリナーレ」がはじまった。1年前はウェス・アンダーソンの「犬ヶ島」のチケットをPCの前で必死になって手に入れたんだったなと懐かしんでみる。今年の審査員長はジュリエット・ビノシュ。昨年もそんな記事を読んだんだけれど、映画界にも女性の風が吹いていると感じる。女性だけでなく、いわゆるマイノリティが声をあげ、それぞれの権利を勝ち取っていく時代になってきたのだと思う。もちろんまだまだ道は長いけれど、映画は声をあげるひとつの手段なのかもしれない。

自分はフェミニストなのだろうか。これまでは「わたしはフェミニストじゃないけれど」と前置きをして、ひとと話すことがほとんどだった。それはきっと世間体を気にしていたからなんだけど、だいたい男女の間に不平等さを感じている時点で、わたしはフェミニストなんじゃないかと思いはじめたのだ。仮にわたしがフェミニストだとして、フェミニズムに目覚めたのは高校生の頃だった。父に「洗いものをしろ」と言われたときに、わたしは「こうちゃん(弟)にやらせてよ」と答えたのだが、次の父の返答にとてつもない違和感を感じたのだった……「こうへいは男の子だから」。歳の離れた弟とはいえ当時すでに小学生で、わたしが同じ年齢の頃には弟のおむつ替えもしていた。父に悪気はないのだろうが、「そんなのおかしい!」と10代のわたしが思ったのは確かだ。そしてこのエピソードは、のちに前職の入社試験の面接で語られることになる(前職の社長はフェミニストです)。というわけで、煙たがるひともいるでしょうが、やっぱりわたしはフェミニストなんだと思う。

memo:Sayonara Nukes Berlinのかざぐるまはベルリンから持ってきたもの。人権、原発、米軍基地……おかしいと思ったものに抵抗するのは、ごく自然なことだと思う。

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