マガジンのカバー画像

どめすの読書記録

26
読んだ本のアウトプットを行っています。
運営しているクリエイター

#ビジネス書

対話の力を考える。【読書記録#23】【『ダイアローグ 価値を生み出す組織に変わる対話の技術』熊平美香】

「コミュニケーションが不足している。」 最近職場でキーワードとして挙がっている、コミュニケーション不足。 仕事・作業内容にもよると思うが、コミュニケーションはほとんどの仕事で必要な能力となっている。 コミュニケーションといっても、その内容は多岐に渡り、つかみどころのない言葉だなぁとつくづく思う。 その中でも、今回読んだ本は「対話」にフォーカスしている。 普段言われている「コミュニケーション不足」は対話不足なのではないかというところもあったので、ヒントが得られるとよいなと

普段どんな「価値」を買っているんだろう?【読書記録#22】【『ドリルを売るには穴を売れ』佐藤義典】

買い物するときに、「モノを買うときに、どんな『価値』を買うことになるのだろうか」と考えたことはあるだろうか? いざ問われると考えるのだろうが、深く考えて購入することはあまりない、というのが自分の回答である。 本書はマーケティングの入門書として執筆され、初心者にもわかりやすいようにストーリー仕立てでマーケティングの考え方を教えてくれる。タイトルにも現れており、購入する人が何を求めているのかを考えることがマーケティングの根幹だと述べている。 今一度タイトルの意味に触れること

「問い」の奥深さを感じる1冊。【読書記録#21】【『問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション』安斎勇樹・塩瀬隆之】

皆さんは「ファシリテーション」という言葉をご存じだろうか? 個人的にはあまり聞き馴染みのない言葉かなと。 「ファシリテーション(facilitation)」は「促進する」「容易にする」といった意味を持つ英語「ファシリテート(facilitate)」を名詞化したもの。 主に企業や学校、地域などでの問題解決を容易にするための働きかけといった文脈となる。 問題解決の場として会議形式だけでなく、ワークショップという体験型の知識創造の場を設ける場合がちらほら出てきている。筆者も10年

【読書記録#19】働きたくなる職場のつくり方(荒川陽子)

「働きがい」ってなんだろう?それはどんな職場にも備わっているのだろうか?そんなふとした疑問に回答をするのが本書。 様々な会社の事例から、従業員が仕事に参加できるような仕組みや状態を示していくという内容になっている。 冒頭の問に対する回答だが、本書では「働きやすさ+やりがい=働きがい」という方程式を打ち出している。「働きやすさ」は文字通り福利厚生など職場環境が衛生的に保たれていることや、休日がしっかりしているという環境面がきちんと整備されているかどうかが評価される。 一方「

【読書記録#16】頭のよさは国語力で決まる(齋藤孝)

以前読んだ『読書力』と同じ著者の本。 そんなタイトルつけられたら読むしかないじゃない!と思いまんまと購入。 著者の問題意識としては下記の通り。 確かに、著者の言っている「自分の国語力に自信がもてない人」は自分の周りでもちらほらいる。「コミュニケーション能力を高めたい」「語彙力を増やしたい」と嘆いている人がいるが、そういう人に限って、活字の本を読むのは難しそうとか、アニメとか他のことに時間を使いたいとか、何かと理由をつけて避けようとしている。 著者の言う「江戸時代の子ども

【読書記録#13】一生頭がよくなり続けるすごい脳の使い方(加藤俊徳)

30代になって、読書を基本とした勉強に改めて興味を持つようになった。学生の時は勉強して様々な意見を出せるようにすることがある種ステータスみたいなところがあった。 実際自分の学部の研究以外にも授業受けたり、学校外で他の分野の活動したり、非常に精力的に取り組んでいた。(しかし何を学んだかほとんど記憶がない) 今回は大人になってからしっかり勉強するのも十分可能だよ、むしろ大人になってからの方がしっかり学べるよ、という本。 「学生の時はあんなに覚えられたのにな…」と感じることが多

【読書記録#10】『学びを結果に変えるアウトプット大全』樺沢紫苑

読書記録がついに大台の2桁に乗って嬉しいどめすです。 週に1回だけど、このくらいアウトプットを続けられたのは自信になっています。 さて、今回はタイトルの通りアウトプットにまつわる本。アウトプットには様々な形があり、本書でそれぞれのメリットが語られている。 本書で勉強になったところはこちら。 ①自己成長量はアウトプットを行うことでさらに増える 本を10冊読んでそのアウトプットをしない人と、本を3冊読んで3冊ともアウトプットを行う人だとどちらが成長するか。後者の方が記憶の定

【読書記録#9】『トヨタリーダー1年目の教科書』(株)OJTソリューションズ

できる限りプレイヤーとして働きたいどめすです。 本屋でビジネス書を探しているとトヨタのコーナーを発見し、帯に『これからのリーダーに必要なのは「協働する力」だ』と記載があり、自分が職場で進めていきたい方針だったため、大企業はどんなものか知れたらいいなと思い購読。 読んでみて、学んだこととしては下記の3つ。 ①トヨタではリーダーが新入社員を教育する際に、「めんどう見」というシステムを用いている。作業を綿密に教えるだけでなく、徹底的に新人のフォローを行い、業務内容だけでなくき

【読書記録#8】『任せるコツ 自分も相手もラクになる正しい“丸投げ”』山本渉

仕事は自分でやった方が早いと感じているどめすです。 会社員として働いていると、教育係になったり昇進をしたりして、いわゆる後輩・部下といった存在ができるようになる。 どうやったらその人たちを成長させることができるのか。上司として働くうえで、毎日の課題として向き合うべき事柄である。 実際に「仕事を処理する」という一点であれば、自分が対応に回った方が早いときが多い。しかしそれでは後輩・部下が成長しないだけでなく、仕事ができる人間が育たなくなるので、会社全体の成長につながらない。

【読書記録#6】『厨房の哲学者』

朝の情報番組、「羽鳥慎一モーニングショー」で紹介されていたので購入。 著者の脇屋友詞さんが、中学生からお父さんに命じられた形で中華料理店で働くことになり、そこから中華料理の道を究めるという内容のエッセイ。 多くの人は、自分の夢や職業について、なりたいと思ったものを志していく。実際なれるかどうかはさておき、自分の意志でなりたいものまでの道筋を決めていく。だから若いうちはどんなものにでもなれる、そんなことを考えてしまう。 しかし脇屋さんは違った。易学者(簡単に言うと占い師みた

【読書記録#4】『カメラマンになっていきなり月収を100万円にする方法』

月収を上げたいどめすです。 自分自身写真が趣味なので、それを独立して仕事としている人はどのようなことをやっているのか気になったので、キャッチーなタイトルなこの書籍をチョイスして読んでみることに。 やはり「いきなり月収100万円」ということはなく、下準備をしてから徐々に徐々に100万円に近づけていく。カメラだけで生計を立てるのは安定しなさそうな印象を得たので、自分自身できることを増やしていく必要がある。カメラに関連性が高いものといえばレタッチの部分で、写真だけでなく動画撮影