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ウラ側大公開♡Domaniの大人気&ロングラン企画「女の時間割。」はこう作られている!

深いため息の連続、そして感動する人が続出….

Domaniオンラインサロン内で開催されたイベント-『女の時間割。』の主役があなたに!?』- 。

これまで110人もの女性を取材されてきた編集者・谷畑まゆみさんが、「なぜこの企画が出来上がったのか」「人気連載はどうやってできていくのか」「そんなことまで公開していいの!?♡」…というウラ側まで、オンラインサロンメンバーだけに、こっそり教えてくださいました。



その様子を、くらた ひろのがレポートします!



エディター谷畑まゆみさんから「女の時間割。」の全貌を!

「女の時間割。」を担当されている谷畑さんは、フリーのエディター・ライターとして、Domani以外でも働く女性のライフストーリー・インタビュー企画を数多く担当されています。

これまでインタビューした方々から「キャリアを棚卸しができた」「今までがんばってきたことに気づけた」という声を数多く受け、Domaniオンラインサロンのメンバーにも体験していただきたいとの経緯で、このイベントが立ち上がりました!!

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なんと全3回の連続開催! 

1回目は、「女の時間割。」制作の裏側です。

2回目は、取材のデモンストレーション。そして3回目は立候補したサロンメンバーの中からどなたかに♡、谷畑さんからインタビューしていただく!!!! という豪華なイベント内容になってます^^

そもそも「女の時間割。」ってどんな企画?

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井亀編集長が立ち上げ、2012年6月号から連載をスタートした「女の時間割。」。

ファッション誌の巻頭ページに、女性がイキイキと働くストーリーをモノクロで掲載するという、当時としても画期的・斬新なデビューだったそうです。

これまで登場した女性の数は245人。当初は複数の担当者でのリレー連載として立ち上がり、谷畑さんは2015年から参加。2016年4月のリニューアル号以降現在まで、110人以上の女性たちにインタビューしてきています。

今回のイベントのために、改めて井亀編集長に、この企画の意図を聞いてきてくださいました。

Q:なぜ「女の時間割。」というタイトルなのか

井亀編集長:誰しも、誰にでも、平等に、一日に与えられた時間は十人十色。時間割にはその人の思想や、個性がでる!
「働く女性一人ひとりの、一日の過ごし方がのぞいてみたい!」という気持ちからです。

「。」がついている理由は、ひとりの女性の時間割を通じて、ひとつの大きな物語を聞くという意味で、より〝物語感〟をだすために「。」をつけています。”

「。」ひとつで、より、ドラマティックになる気がするのが日本語の面白さですよね!

Q:では、モノクログラビアにしたいちばんの理由とは?

井亀編集長:ファッションや、メイク、その女性がいる場所、すべてにおいて、なるべく情報を削ぎ落して、「その人」そのものを主役にするため、ある意味のドキュメンタリズムとして、絶対、カラーではなく、モノクロで! と思っていました。”

そして、この企画の責任者である清水副編集長には、こちらの質問を投げかけてくださっていました。


Q:連載担当として今、大切にしていることは?

清水副編集長:現在は著名人の方をメインに取材していますが、はたからは、パーフェクトでキラキラ輝いて見える女性でも、読者の皆さまと同じようなことを感じ、悩んでいるんだ、という部分を引き出すように、心がけています。

ご自身が工夫されたり苦労されたりして、悩みを乗り越えた過程も、参考になります。たとえ今は解決策を模索中でも、共感性が増します。

そして、写真は美しく、かっこよく。

インタビューでは、白鳥が水面下で足をバタバタさせている様子をお伝えし、水面上の姿は、より美しく見えるようになればいいなと、思っています。”

清水さんは、取材したことのある方を他のメディアで見かけると「見方が変わったな」と感じるそうで、たとえどんなに世間からたたかれていても、応援したくなってしまうのだそう。

一方、谷畑さんが取材を終えていつも感じることは、“頑張る女性、働く女性を応援したい! “という気持ちなのだそうです。

いやー、深いですよね!ファッション誌の巻頭特集がモノクロって、すごくインパクトがあります。

芸能人や著名人も、モノクロになると「いち女性」としてシンプルな姿が伝わってくるなと感じます。

読み手としては、確かにここがカラーだと、その方の「オーラ」がまぶしくって、「別世界の方」に思えてしまうんですよね。

どうやって誌面がつくられるの?

ではここから、今日のメインの内容に…♡

毎月の人選は、谷畑さんが「候補者リスト」を作成し、まずは清水副編集長へ、その後井亀編集長のチェックを受け決定&取材依頼へと進みます。

取材が決まったあとは、インタビューがスムーズに進むようにプレアンケートや当日の質問案を送付したり、撮影場所の下見などを行いながら、当日を迎えます。

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こちらの写真は、撮影素材をチェック中の編集長と副編集長の様子。
どれがステキで、どれがかっこいいか。何百枚という数から1枚を見つけ出します。

バシッと記事に合う写真を選ぶ、とっても大切な時間だそうです。

取材後も、谷畑さんのお仕事はまだ続きます。編集部で写真チェックを受けたら、レイアウトへ。ロゴや、テキストスペース、円グラフを入れる場所などを指定した誌面のコンテ、キャッチなどのテキストをまとめて、デザイナーにレイアウトを依頼します。

その後、ICレコーダーに録音した音声を一言一句文字に起こす作業をしてから、原稿を書くそうです。

一見、手間に思えるこちらの作業ですが、これがとっても重要だそう。取材時には気がつかなかった「本当に伝えたいこと」に、気がつくこともあるのだそうです


実はこの時、サロンメンバーに、プレアンケートや絵コンテを考える時の資料を共有してくださったのですが、そこには最新号で使用された直筆アンケートや、撮影時のポラロイドまで…!!!!

これはもちろん、オンラインサロン限定の非公開資料!
 
(こんなとこまで、公開しちゃっていいんですか?byくらた)

その後、できあがった原稿を編集部、次に取材を受けてくださった方のチェックを受けてから、印刷所へ入稿します。お次は校閲さんからの赤字や、先方の追加修正などに対応する、校了作業です。「校了紙」に印刷され、間違いがないか、表現があっているか「校閲さん」が厳しーーくチェックします。


そ、し、て・!!


本誌が完成ー♪

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わたしは、Domaniを手元において、このイベントに参加させていただきました。

このたった3ページにどれだけの人が関わって、どれだけの時間をかけているのか…予想以上でした。「ここまで、作りこむんだ。」そうおもったら、細かい文章も、もう一度読まずにはいられませんでした。

サロンメンバーからの質問が止まらない…!

Q:人選はどのように決めるのか?

谷畑:仕事先で、会う方会う方に、「いい人がいたら紹介してください」とお願いしていたので、結果的に「友人・知人からの紹介」で登場をお願いした方がいちばん多かったですね。”

過去には、「たまたま英語アプリをひらいたらステキな講師の方を発見!」「情報番組で、ステキな活動をしている女性のニュースが!」なんて、運命的な出会いもあったそうです。

Q:質問内容はどんなもので、プレアンケートはどんなものですか?

谷畑:過去・現在・未来を整理できるような設問を立てています。お忙しい方ほど、ご自身が何歳の時に、お子さんが何歳の時に、どのようなできごとがあったのか、その場ですらすらと時系列で語っていただくことが難しい場合もあります。

そこで取材時の負担が軽減できればと、事前に「ライフキャリアの棚卸し」を目的としたプレアンケートに回答していただくスキームを思いつきました。ご自分のことを文字で可視化することで取材の準備ができますし、自己理解の促進にも役立ちます。”

Q:まだご本人も言葉にできていない部分で、本音を聞くには?

谷畑:インタビューが「事実の説明」にとどまり、なかなか「感情」に触れる展開になっていきづらい場合は少し視点を変えて、人生初期のロールモデルについて聞いてみたり、その方の興味関心のあるジャンルについての話題をふっていきます。感情を明確化していくような掘り下げ方をする場合もあります。ゆるやかに、展開していくイメージですね。

「どうしてもそのテーマについては、お話をされたくないのだろうな」、と推測される場合には、隣に座ってその方と同じ方向を見るようなスタンスをとることもあります。インタビュアー、カウンセラー、キャリアコンサルタントと、複数のチャンネルを臨機応変に切り替えながら展開しているところもあります。

みんなと同じじゃない、あなただけの話を一生懸命聞いています、というスタンス。

他にも、「取材を受けるとどんな変化があるか?」「下準備にはどのくらいかけるのか?」「いつかインタビューしてみたい人は?」「印象に残ったエピソードは?」など、サロンメンバーから谷畑さんへの質問が続きました。

丁寧に、言葉を一つひとつ、選びながら紡いでいく。
そんな谷畑さんのステキなお人柄が垣間見えました。


最後にこちら、井亀編集長の名言をいただきました。

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(ド―――ン)し、しびれます…。

ほんと、そうですよね。自分では、「平凡な人生」と思っていても、人に話すと「え!そんなことが…」と驚かれることって、誰しもあります。

わたし自身も、平凡な人生を送ってきたと思っていましたが、高校受験に落ちてしまったこと、大学時代のバイト先で「今日から来なくていいよ」とクビになったこと。自動車免許の卒業試験の筆記で、一度落ちてしまったことなど…。

掘り出すと、いろいろあります。いろいろあるから面白い。
「女の時間割。」の全貌だけでなく、人生観まで考えさせられるような、とっても奥深いイベントでした!

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わたし、このイベント後に過去の記事も見たくて、Web Domaniの「女の時間割。」も読み込んでしまいました。

こちらから見られます▼

イベントの第2回は取材のデモンストレーション!
Domaniオンラインサロンを盛り上げ、取りまとめてくださっている運営の柴山由香さんに、谷畑さんがインタビューしてくださいますっ!!


どんなお話が聞けるか、楽しみです♡

また、レポートしますね♪

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