ワイン好きに捧げるレシピ#2023番外編《Food Loverがオススメする名店シリーズVol.6》
早くも年の瀬が近づいてまいりましたね。
皆様もお身体にご留意され、素敵な年末年始をお過ごしください♪
さて、Food Loverがオススメする名店シリーズVol.6は、かねてよりご紹介したかった東京のジビエ・フランス料理店!
都内で美味しいジビエをいただくなら、絶対に外せないお店です。
LATURE(東京/表参道)
東京メトロ「表参道駅」、JR「渋谷駅」から徒歩6~7分の場所にあるお店です。
LATUREで提供される食材には、千葉の自社農園で収穫された野菜のほか、なんと室田シェフ自らが山で獲ったジビエが使用されています。
9月末に訪問したため今回ご紹介するメニューはジビエが少ないですが、現在はジビエシーズン真っ只中なので狙い目ですよ!
1品目 - 猪のラングドシャ -
アペリティフは猪の脂で作られたラングドシャ。
サクサク食感のラングドシャの中には、猪リエットとナッツがぎっしり!
1品目から早速ジビエを堪能できるうえ、これからいただくコース料理への期待感が一層増していきます。
ちなみに、シェフのご厚意でアペリティフは毎回少しずつ変えてくださり、初訪問時に鹿のブラッドマカロンを口にしたときは、鹿の血でこんなに美味しい料理が作れるなんて!と衝撃を受けました。
2品目 - 生ウニ神舞そうめん -
こちらは、件の処理水海洋放出で打撃を受けた北海道漁業を応援するため、特別に提供されているメニューとのこと。
通常のメニューには含まれていませんでしたが、少しでも力になれるならと追加でオーダーしました!
神舞そうめんは、三輪素麺工業組合の中で定められている素麺の細さの等級の中でも最高級品をさらに上回る細さに仕上げられ、極寒の時期にのみ作られる希少価値の高い逸品。
素麺とは思えない程の弾力性とコシがあり、臭みやミョウバンの苦味は一切なくただただ甘く濃厚な生ウニが絡み合う口福の一皿でした。。
3品目 - サバとイチジクのマリネ -
お次は、神経締めしたサバをイチジク、なすとともにマリネし、液体窒素で作られたミルクバターのパウダーをかけた一皿。
上には新生姜で作られた透明なシートがかかっており、こちらの程よい刺激と口中に加わるぷるんとした食感がとっても面白い!
一見するとミスマッチに思えるサバとイチジクですが、嫌な要素は一切感じられず、双方のねっとりとした口当たりも相まって本当に美味でした。
4品目 - ジビエのパテ・アン・クルート -
パテ・アン・クルートは季節によって内容が変わり、今回は鴨とフォアグラをパイ生地で包み込んだ人気の一皿でした。
濃厚なパテとパイ生地の間には、旨味たっぷりのチキンジュレがたっぷり!
余談ですが、LATUREの松島シェフが23歳の若さで先月パテ・アン・クルートのアジア大会に入賞されたとの朗報を耳にし、改めてお店のレベルの高さを再認識しました。
5品目 - ヒラメのポワレ -
皮目をパリッと香ばしく焼き上げられたヒラメの下には、シンガポールのラクサをイメージしたというエキゾチックなソースが敷かれています。
ココナッツミルクとスパイスをベースに魚介のエキスがぎゅっと凝縮された濃厚なソースと、外カリ・中フワの最高の火入れが施されたヒラメがよく合います。
2品目の生ウニ神舞そうめんも同様ですが、LATUREは肉料理だけではなく魚料理も非常に素晴らしいので、何をいただいても満足度が高いです。
6品目 - 加藤ポークのロースト -
本日のメイン肉料理は、群馬県のブランド豚である加藤ポークをじっくり火入れし、季節の野菜とともにマデイラソースを添えた一皿。
ジュワッと溢れ出す肉汁は程よい塩味と甘味を持ち、マデイラソースの甘酸っぱい風味が豚肉と絶妙にマッチ!
▲ちなみに、別日に訪問した際は蝦夷鹿のローストをいただきました。
黒胡椒を効かせた赤ワインソースをベースに、グロゼイユ(赤スグリ)を加えたグラン・ヴヌールソースが蝦夷鹿特有の野性味と好相性で、赤ワインにも抜群に合いました。
おまけのワイン - Topper's Mountain Gewurztraminer -
ソムリエさん厳選のグラスワインが豊富な点も推せるポイント!
1品目と3品目に合わせてオーダーしたグラスワインが、こちらのオーストラリア産白ワイン。
ゲヴュルツトラミネールの特徴である白桃やライチなどの熟れた果実に、バラやスパイスの華やかで複雑なアロマが広がる、香り豊かな1本です。
ほかでは感じられないような芳醇でアロマティックな香りと十分な粘性を持つため、香りの強い猪のラングドシャ、サバとイチジクのマリネと最高のペアリングを楽しむことができました。
おまけのベーカリー - MONICA -
LATUREの隣にオープンした今話題のベーカリー。理念が素敵すぎます!
極太猪ソーセージがサンドされたLATUREソーセージパン、鴨パテバーガー、海老フライのヴィエノワなどなど、室田シェフの拘りが詰まった夢のようなパン達が並んでいます。
シェフイチオシのよくばりクリームパンを購入し、自宅でコート・デュ・ローヌの白ワイン Les Vignerons d’Estezargues Plein Sud とペアリング♪
ミシュラン星付きレストランの中でも比較的予約が取りやすく、アクセスも良好なので、ジビエ好きに方にはぜひオススメしたいお店です。
自然に敬意を込めて美味しく調理された、逸品の数々をお楽しみください。
店舗情報
店名 : LATURE(ラチュレ)
住所 : 東京都渋谷区渋谷2-2-2 青山ルカビル B1F
電話番号: 03-6450-5297
最後までご覧いただき有難うございます!
◆ワインビストロ路地裏では、noteでご紹介したメニューのほか未公開メニューもございますので、横浜にお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。
◆姉妹店のワインカーヴ レイズでは、常時10種類以上のグラスワインや100本以上のボトルワインをご用意しております。
◇instagram & Twitterでは、実際にnoteレシピとペアリングいたしましたワインと気まぐれに着物について発信中です♪
美味しい料理とワインに囲まれ、皆様の暮らしが彩り豊かなものとなりますように。
記事をご覧くださり有難うございます(^^♪ サポートいただきました資金は、すべてペアリング研究費・レシピ開発費に充当いたします。 1人でも多くのワイン好きにレシピを捧げさせていただきますので、今後とも宜しくお願いします!